2016年9月 8日 (木)

新海誠監督の「君の名は。」を観た

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先日の日曜、久しぶりに映画館へ行った。
どうしても新海誠の新作を劇場の大きな画面で観たかったので、夫を誘った。

「秒速5センチメートル」を観て以来、新海監督の映像に魅せられている。
ストーリーは、ちょっと強引なところもあったけれど、相変わらず光にあふれたとびっきり美しい風景描写が満載で、満足、満足。

特にラストシーンの雨の街の普通の風景の描写がリアルで、これがアニメかとため息が出た。
あとで聞いたら、夫も同じ感想を言ったので、うれしかった。
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新海監督は、
「思春期の困難な時期に、風景の美しさに自分自身を救われ、励まされてきたので、そういう感覚を映画に込められたら、という気持ちはずっと一貫して持っている」
と語る。

映画館は、若い人でいっぱいだった。
初老の私達でも美しい風景に励まされ、気持ちも少し若やぐ。
若い人は、これからもっともっと美しい風景をいっぱい見て、励まされることを感じてほしい。

3.11の災害を彗星落下という事故に置き換えた監督の想いが伝わってきた。

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何度も出てきた満天の星の場面。
フィジー諸島に行った時の満天の星の夜空を思い出した。
私は、健康になって必ずもう一度あの島へ行って、溢れるように降り注ぐ星や銀河を見上げるのだと、励まされていた。

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2016年8月25日 (木)

名画「八月の鯨」で見たブルーベリー

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1987年の作品だから、ほぼ30年前に観たことになる。
当時、淀川長春さんが大絶賛の名画「八月の鯨」
八月になると、沖に鯨が見えるアメリカの小島に暮らす老姉妹。
なにかと憎まれ口をきく目の見えない姉と、それを優しく受けとめながら、それでもいさかいながらの妹との生活が淡々と描かれる。
アーリーアメリカンの生活の家具や衣装、雑貨にもとても心惹かれたのをおぼえている。
岬に建つかわいい家の庭にうっそうと生えるブッシュから、小さな黒い実を摘んで、かわいいブリキのバケツに入れて食べていた。
当時は、何の実だろう?と思ったけど、ずっと忘れていた。

いつからだろう。
日本でも当たり前のようにブルーベリーのジャムが売られ、最近は生のものも手に入る。
鉢植えにしていたブルーベリーを、山の畑に移植し、数も増やすと、ここ数年は冷涼な土地柄も手伝って、多く実るようになった。
一粒一粒摘みながら、今頃になってあの映画を思い出した。
あの実は、これだったんだ。

You Tube で観られたので、久しぶりに観た。
当然ながら、若い時に観るのと今観るのとでは、ずいぶん違った。
90歳を超えた老姉妹が寄り添って暮らすさまは、若い頃は切ない想いで観ていたが、この度は、勇気さえ感じる。
こんなにいい映画だったんだと、淀川長春さんの年齢に近くなってこそ、よくわかる。

うちのブルーベリーは、年々たくさんの実が採れるようになりました
今年も鈴なりです。
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きょうは、ほぼ1.3キロ摘みました
ジャムにします。

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2014年5月 3日 (土)

”Sing Along”って? 「アナと雪の女王」

61pyatqiogl200x2001 ずいぶん世間の評判が良いのと、お嫁さんが子どもと観てきて「とてもよかった」と言っていたので、連休の間の平日をねらって、遅ればせながら「アナと雪の女王」を観てきた。
新鮮な若い感性が衰えたのか、最近のディズニーアニメは好みに合うとは言えなかったが、さすがにヒットするには人を惹きつける魅力がある。

この映画が大ヒットしたのは、CG技術のすばらしさと、楽曲の素晴らしさに尽きると思う。
私はこの度はじめて日本語吹き替え版で観たが、字幕版はどうだろうと興味がある。

アナの吹き替えは神田沙也加、女王エルサは松たか子。
神田沙也加は、母親譲りの甘い伸びやかな声で、こんなにセリフも歌唱もうまかったのかと感心した。
以前から松たか子の声は好きで、歌もよく聞いていたが、演技力がそれに加わると圧巻だった。
二人とも、蛙の子は蛙だな~
テーマとしてエンドロールに流れるメイジェイの歌より、劇中の」松たか子のほうがだんぜんよかった。

映画のちょうど、真ん中あたりに女王が歌うこの映画のテーマ曲 「Let it Go」 は、ありのままに生きることを決意し、力強く歌いあげて、この場面だけで、この映画は充分と思ってしまうほどだった。

澄み切った気持ちが声に乗って画像とともに美しい。

あれだけ見事に歌いあげられるとと、一緒に歌いたくなる気持ちもわからないではない。
歌詩の内容と共に、心揺り動かされるのだろう。
TVのニュースで、子どもたちが劇場で画面と一緒に歌っていた。
 ”Sing Along” というイベントらしい。
こんな映画の売り方っていままでなかったな~

いろいろ新しい発見の映画でした。

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2014年1月 8日 (水)

映画”永遠の0(ゼロ)”

お正月、子供たちの出入りの狭間の1日、夫と映画を観た
観た人の感想がすこぶる良かった”永遠の0(ゼロ)”
原作は読んでいないが、原作者の百田尚樹氏は、「探偵ナイトスクープ」の放送作家らしい。
関西の人なら愛してやまない「探偵ナイトスクープ」は、とてもユニークな発想で、よくも25年も続いているものだと思うけど、とにかく人情味が熱く、愛すべき素人たちに笑わせられたり、時に泣かされたりする。
その百田氏が、どのように戦争に巻き込まれる人間を描くのか?

C18cfaacdfee55a9a40c379fe119db8b_2 さすがに評判どおり、広い館内はほぼ満員。
戦闘シーンのリアル感が半端じゃなかったことも含め、それぞれの人物像がていねいに、真摯に描かれ心に迫った。
後半のストーリーの感動的な展開ななされ方にも、作家の力量を感じ、「人は死んでも愛する人の側に帰って守ることができる」 そんな想いに納得できた

それにしても、戦争はむごすぎる。
若い子たちが、当たり前のように死にゆく姿はあまりに可哀そうでならない。

となりに座っていた夫が何度かハンカチを目を当てていた
滅多に泣くことがない人が泣いている

きな臭いニュースが聞かれ始めた今日この頃。
戦地で若い尊い命を虫けらのように落とすのは、清くまっすぐな青年たちで、戦争を指揮する勲章だらけの大人ではない。
世論はいつも多勢のほうへと振れてゆく
多勢のほうへ振れさせるのは誰の仕業か

平和ボケしていると、知らないうちに後戻りのできない動く舗道に乗せられて、取り返しのつかない場所へ連れて行かれそうな気がする。

原作も読んでみよう
機会があれば、ぜひ劇場で観てください。
  (*´v゚*)ゞ俳優さんみたいなこと言ってるね~

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2013年4月20日 (土)

映画「ひまわりと子犬の7日間」

長らく映画を見ていなかったが、元気を取り戻したのと同時に映画館へちょくちょく足を運ぶようになった。

私は、見たい作品はなるべく映画館で見るようにしている。
劇場の大きな画面や音量は、臨場感に満ちていて、大きく映し出された俳優達は、私のミーハー気分を充分満足させてくれる。
同じ映画を見ても、DVDでは興ざめしてしまう。

ちなみにこのところの観賞作品は
北のカナリア、
ストロベリーナイト
レ・ミゼラブル
ライフ、オブ、パイ
愛、アムール などなど

そして一番最近に観たのが「ひまわりと子犬の7日間」
でもこの種の映画は、たいていDVDですませていた。
犬が主人公の映画は近年多くて、ほとんど見たが、たいてい期待に反していた。
DVDで見ていたせいばかりでもないだろう

この映画は、予告編で画面にいっぱいに写った主演?の犬の目が忘れられず、もう一度逢いたくなって映画館へ行った。
この”7日間”が意味するものは、おわかりだと思う。
この映画の主題であり、問題でもある。
人の世界で生きる以上、生を人の手に委ねられているのは、犬に限らない。

何度も嗚咽を殺しながら見る羽目になった。
飼い主と別れ、ひとり(一匹)でさ迷うあたりは、まるで「砂の器」の放浪する親子の様子とだぶった。
そして、みどりとだぶった。

犬を飼っていない人にこそ見てほしい、知ってほしい映画でした。

私を見つめるみどり
なに想う?
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白髪が増えたね
なにを見てる?
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また地震、また原発事故、また鳥インフルエンザ、また無差別テロ、またミサイル。
問題山積、人間社会も大変です。

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2011年1月20日 (木)

「ノルウェーの森」を観た

こぼれ種から出たのか、根が生きていたのか、夏に枯れたはずのサイネリアの鉢から小さな芽を秋に見つけて育てていました。
寒くなって室内に取り込むと、スクスク育ち、青い花が咲き始めました。
春になって戸外に出すと、夏近くまで咲き続けます。
ラッキー、ラッキーヽ(´▽`)/
相変わらず、メジロはせっせとみかんを食べにやってきます。
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この半年の間、映画館へ出向く時間が無かったけど、ストレスがたまらないよう、3本だけ時間をとって劇場へいきました。

湊かなえ原作の「告白」
小説より衝撃的な事件の多い昨今、「告白」は絵空事ではなく怖くて、重い。
穏やかな面立ちの影で淡々と着実に復習を果たす女教師と生徒たちの狭間。
モノクロっぽい映像の奥深く、現代の直面している恐怖を見る思いです。

子役時代からのファンであるディカプリオの「シャッターアイランド」
リピーターが多かったのもうなずけます。
騙されているのか?真実は見えているのか?
自分をずっと疑いながら見る楽しさはとても巧みで、面白く、ラストは哀しく切ない。
歳をとってもディカプリオはますますうまくて、魅力的。

クリスマスに観た「ノルウェーの森」
赤と緑のクリスマスカラー装丁が有名な原作の映画をイヴに公開とは心憎い演出。
Dscf7610_3 ビートルズのオリジナル原盤を主題歌として使用許可されたこと。
松山ケンイチ主演であること。
以前見た好きな映画の監督さんであること。
あの人物たちが映画ではどう描かれるのでしょう?
そんなこんなで「ノルウェーの森」の映画化には興味がありました。
主人公のワタナベ君は、1969年に20歳になると原作の最初にあるように、私とまったく同世代で、同じ時代が背景です。
私の中のわたなべ君と松山ケンイチが重なりあって、みずみずしくやさしく、
それは村上春樹さんとも重なって、それだけでうれしい映画でした。

「サージャントペパーロンリーハーツクラブバンド」を聞きながら書いたので、この小説はレノン=マッカートニーの a little help を受けていると村上さんはあとがきで書いています。
本棚の隅っこでほこりにまみれた原作を、久しぶりに「ラバーソウル」と「サージャントペパー ~ 」を聴きながら読み返しました。

社会が大きく揺れたあの時代。
透明な美しい映像のむこうに、青春ど真ん中で想い悩み、流されまいと踏ん張っていたあの頃の自分を懐かしくいじらしく思い出しました。

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ところで、別の本棚の隅っこにあった、同じ配色の「ど忘れ辞典」2冊。
いつごろからか、まったく使っていません。
真似っこ?ちょっと笑っちゃいました。


IT環境がすすんで、電子書籍も当たり前になると、本棚が必要なくなる日も近い?

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2010年3月20日 (土)

風をあつめて

主演の二人(岡田准一、麻生久美子)がいいなと思ったのと、ヒロインが花屋さんという設定なので、ちょっと気に入って借りた映画のDVD「おと・な・り」を冬眠中に観ていました。
「おと・な・り」という題名は、音鳴りと、お隣りをかけていたのですね。

ストーリーは、レトロなアパートのお隣同士の男女(30歳設定)が、お互いに顔を合わせぬまま、隣の部屋から聞こえてくる音を意識し、心を傾け、それぞれの今をまっすぐ生きながら、巡り逢える偶然と結末を描いています。

やわらかい色調の画像のなかで、音でつながっていく二人の間。
こうなってほしかったという、ほっとする結末は、偶然すぎるけど充分許せる。

うれしかったのは、二人をつなぐ音のひとつが、あの”はっぴーえんど”の名曲「風をあつめて」で、この曲が、音にこだわるエンドロールまで、幾度となくとても効果的に使われていたことです。

何十年振りでしょう?
すっかり忘れていたこの歌をあらためてゆっくり聞いてみました。
久しぶりにピュアな私好みのラブストーリーに出会えて、なんだか若い頃のほろ苦い経験や、甘酸っぱい感情を思い出し、まだ少し冷たい里山の春風を感じながら、

♪ 風をあつめて~ 風をあつめて~ 蒼空を翔けたいんです~♪

と口ずさみ、里山の畑の草抜きをしています。

里山を渡る風をあつめて、ざわざわとヤマナラシの鳴る日も、もうすぐなのに‥‥


義母が脳梗塞で入院し、実母も少し体調を崩し、また病院とホームへ通う日々です。
生きとし生けるものが動き始め、活力みなぎる春なのに、人間に季節は関係ありません。

そんな、こんなでブログの更新が遅れがちですが、
花壇の花も、里山の木々も春を迎えて、いよいよ紹介されるのを待っています。

これからせっせと自慢たらしく写真だけでも紹介していきます。

それでなくとも日頃から遅れがちな皆さんのブログへの訪問が、ますます遅れることになりそうですが、ご容赦願います。

1003190029_2 孫達がよく遊びに来てくれるので、今年はちょっとかわいい寄せ植えを作りました。
ラグラス、ノースポール、
ハナカンザシ、
セラスチウム、ロベリア、
ビオラ、ウサギ?






1003200006 年末に植え込んだ寄せ植え。
北東の角なので、まともに北風をうけ寒さに耐えて、やっと花が展開しはじめました。

ローダンセマムアフリカンアイズ、
エリカ、ブルーデイジー、
ストック、パンジー、
ヘリクリサム










今年の東花壇は、ラグラスを中心にしたので、雑草をうえているようです(^-^;
前は、ネモフィラを少しと、パンジー(アトラスニードルポイント)
後ろのムラサキハナナは、やっと蕾が膨らんできました。
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北側花壇
手前はセラスチューム、裏庭から移植した大好きなベロニカオックスフォードブルー、
ビオラは育てた中から淡色の混合、後ろは例年のごとくタマクルマバソウとシラー、
プランターはネモフィラマキュラータ
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ラグラスのかわいい白い穂が伸びて、風に揺れる頃には、花々も咲き揃ってくれるといいんだけどな~

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2009年12月26日 (土)

年末です。「のだめ」ファンです

ずっと映画化を心待ちにしていました。
ついにきた。キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

なにかと気ぜわしい年末なのに、
早速、のだめのようにイソイソと、女子高生に囲まれて
「のだめカンタービレ最終楽章前編」を観てきました。

映画は期待以上。
まず音響がいい。
大画面がいい。
ヨーロッパのロケ地がすばらしい。特にコンサートホールはすばらしい。

オーストリア(楽友協会ホール)やスロバキアでの演奏シーンは、生演奏のようにはいかないまでも、まるでコンサートホールに居るようで、満たされました。
それも、たった1000円で満たされました。

主役の二人の後編へつながる成長ぶりも楽しい。
のだめが、千秋と初共演できることを大喜びする”変態の森のダンスシーン”は圧巻で、ここまで大々的にするのかって感じだけど、映画なればこそできるダイナミックにはじける楽しさは、ポップなこのドラマの楽しさそのもので、思わず拍手したくなる、私の大好きなシーンです。

のだめファンなら、皆さんお分かりでしょうが、
映画を観てから一週間、頭の中を”ベートーベンの交響曲第7番”がずっと響いています。
エンディングの”ラプソディーインブルー”は、小学生のころ、うちではじめて買った洋楽のレコードで、ショリショリショリショリと傷つくまで、何度も何度も聞いた曲でした。
オーケストラ演奏の音は、のだめオーケストラが担当していて、超一流とは言えませんが、私には超一流との違いもあまりわからないので、千秋様の指揮で、映画館の音響で聞けば超一流でした。
のだめのピアノは、うれしいことにラン・ランの演奏です。
楽しいのだめ仕様の”トルコ行進曲”に心沸きたった前編。
後編で、のだめの演奏はどう変わるのか?
クラシックファンとは言えない私ですが、つぎつぎ流れるBGMや、演奏シーンで使われる曲は、耳に馴染み深い曲ばかりで、ずっとわくわくが止まりませんでした。

映画の後編上映は4月。
前編の千秋(オーケストラ)編から、のだめ(ピアノと室内楽)編に移ります。
映画の後編分も収録された、先行発売の3枚組みのサントラ盤を聴きながら、もう予習?をしています。
時折、タクトまで振っている私です(*´v゚*)ゞ

参考までに曲目は、

DISC1 千秋編 前編を中心に、千秋指揮シーンを中心とした、オーケストラ楽曲を収録
・ベートーヴェン:交響曲第7番より 第1,4楽章
・デュカス:魔法使いの弟子
・ラヴェル:ボレロ
・J.S.バッハ:ピアノ協奏曲第1番より
チャイコフスキー:大序曲「1812年」 ほか

DISC2 のだめ編 後編の内容を先取りしたプレミアディスク。前後編より、のだめの演奏を中心としたピアノ楽曲を収録
・モーツァルト:ピアノソナタ第11番より
・モーツァルト:2台のピアノのためのソナタより
・ドビュッシー:「映像」より
・ショパン:ピアノソナタ第3番より
・ベートーヴェン:ピアノソナタ第31番より
・ラヴェル:ピアノ協奏曲より
・ショパン:ピアノ協奏曲第1番より
・大島ミチル、松谷卓編曲:「もじゃもじゃ組曲」より、ピアノとテルミン版、ほか

DISC3 ミルヒーと仲間たち編 前後編ほかより、登場キャラクターの演奏する楽曲、キャラクターBGMを収録
・ブラームス:ヴァイオリン協奏曲より
・モーツァルト:オーボエ協奏曲より
・ジョリヴェ:バソン協奏曲より
・ドヴォルザーク:チェロ協奏曲より
・ドヴォルザーク:チェコ組曲よりポルカ
・プロコフィエフ:「ロミオとジュリエット」よりモンタギュー家とキャピュレット家ほか

さて、切ない終わり方の前篇から、二人はどんな成長を遂げるのか?

ああ~、後編が待ちきれないよ~  ・゚゚・(≧д≦)・゚゚・

年末は、やっぱり第9でも聴こうかな~

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ハンギングのビオラ(ビビアンティーク)にやっと花が咲いてきました。
お正月に間に合いました。

今年も、たくさんの暖かいコメントありがとうございました。
来年はもう少しがんばって、記事をたくさん書きたいと思っていますが、さて?


  喪中につき、年始の挨拶は失礼いたします
              みなさま、どうぞよいお年をお迎えください

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2009年11月13日 (金)

映画の秋はおしまい

話題作が多く、その上シルバー割引でいつでも1000円で入館できるようになったので、この秋は映画をよく観ました。

「私の中のあなた」(アメリカ)
「母なる証明」(韓国)
「ヴィヨンの妻~桜桃とたんぽぽ~」(邦画)
「沈まぬ太陽」(邦画)
「風が強く吹いている」(邦画)


の五本ですが、それぞれ、まったく違ったタイプの映画です。


「沈まぬ太陽」は、夫と観ましたが、期待が大きかっただけに、いまひとつ焦点がくすんでいたような気がします。
フィクションとはいいながらも、実在のモデルがリアルに想像できるだけに、製作は困難をきわめたようです。
日航機事故現場の再現も、とてもていねいになされていたけど、実際はもっと悲惨だったことだろうと想像できて、心が震えました。
それにしても、今なお取材をつづけ、新作を書き続けている84歳の山崎豊子さんはすごい。


「風が強く吹いている」は、箱根駅伝にかける若者を描いたもの。
ほんとによくあるスポーツ青春物で、結末もストーリーも想像がつくので、どうしようかと思ったのですが、私はなぜかこんなに年になっても、いつまでもこの手の青春ものが好きなのです。
これが、思いがけずとってもよかった。
ストーリーの単純さや、典型的なちょっとくさいハッピーエンドぶりを引いてもあまりある、ピュアで清清しい青年たちの魅力に涙しちゃいました。
各人物の描き方、台詞の良さは、若い若い原作者(三浦しをん)の力なのでしょう。


「ヴィヨンの妻」は、松たかこ(ちょっと美しすぎるけど)が、とてもけなげで芯の強い太宰の妻を演じ、魅力的でした。
松たか子って喜劇もうまいし、歌も雰囲気あるし、これからも注目したい女優さんです。
この作品で、根岸芳太郎監督はモントリオール映画賞で、監督賞を受けています。


私は、いつもアメリカ映画を見ると、家族の描き方が納得いかなくて、画面に向かってツッコミをいれたくなります。
やはり、東洋的な感覚とは、少し隔たりを感じるのかもしれません。
「私の中のあなた」は、観る人に多くの難しい医療の問題を提起してくれます。
難病の娘の命を救うためのドナー役として、娘をもうひとり産むという、私には理解できない設定から始まるドラマです。
母の娘を想う必死な願いと、患者である娘のつらさ、そして父や兄弟。
ちょっとしたどんでん返しの結末は、家族の切ない溝を埋めるきっかけになったでしょうか?


こちらは狂気のような母の愛情を描いている「母なる証明」は、この5本の中では、私のベスト1です。
とっても暗くて怖いミステリーだけど、すみずみまで文句なく面白い。
心の中で、そうだったか、どうなんだろう? 私ならどう? と繰り返しながら最後までぐいぐいひっぱられます。
京都のミニシアターで公開の、ちょっとマニアックな映画なのに、たくさんのおばさん達の観客。
どうも話を聞いていると、久しぶりに兵役を終えてスクリーンに戻ってきたウォンビンを観に来ているようでした。
案の定、見終わった後「こんな役は嫌ね」なんて話しています。
そう、韓流ドラマブームのころにウォンビンのファンになった人には、けっこう驚きの役ですが、そのかわいいウォンビンが難しい役をうまく演じて、この映画をいっそう面白くしていましたよ。


映画のワンシーンのような琵琶湖の夕日と水鳥
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映画の秋は、これでおしまいにしなくては。
明日からは、そろそろ花の苗の植え付け作業にかかります。

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2008年10月 6日 (月)

映画「おくりびと」

裏庭で、ピンクのシュウメイギクに続いて、白いシュウメイギクが開きはじめています。
一晩中降った雨の後の、凛とした白さが目に染みる朝です。
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久しぶりにとても心騒ぐ映画を観たので、ちょっと記事にすることに。
海外のグランプリを取って、評判になっていたせいもあって、地方の映画館でもすごい満員でした。
「おくりびと」は、大好きな「木村家の人々」「僕らはみんな生きている」の滝田洋二郎監督作品です。
「しこふんじゃった」以来、影ながら応援している本木雅弘、透明感あふれる広末涼子、相変わらずうまい山崎努、他の脇役。
とても素敵なキャスティングでした。

笑えるのに、ぼろぼろ泣いてしまうという、私が愛する映画の醍醐味を備え、月山を仰ぐ庄内平野、チェロの音が心に浸みる(音楽 久石譲)映像とともに、私の中では、きっとここ最近の映画のベスト1となりそうです。

遺体を棺に納める、納棺師という職業を初めて知りました。
人の死の後始末、忌み嫌われそうなこの職業から見える人の死は、清らかで美しく、愛おしい。
亡くなって初めて気づく深い親子の絆という人間の永遠のテーマは、辛く、哀しく、暖かく私の心の奥底を揺るがしました。
なぜ、人は亡くなった時にしかこの大切な絆に気づけないのでしょう?

あふれる涙は、親のこと、子供のこと、いろんな私の心の中の溶けない塊を少しながら溶かしてしてくれたようで、少し爽やかな気持ちになれたのです。

愛する人の死を、別れるのではなく、おくりだす気持ちになれたらいいな。 
そうなりたいな。










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