見えない星々
この夏、皆既日食の中継を見ながら、たぶん私だけなんだろうけど、とても感動することがあった。
さすがNHK。
硫黄島と太平洋上からの生中継は、アナウンサーも興奮するほど見事で、神秘的、幻想的、感動的。
地平線の360度ぐるっと夕焼けのあかね雲という不思議現象に見とれているうち、完全に皆既してあたりが暗くなった。
そのとき解説者が
「星が見えていますね。水星、それに金星、冬の星のシリウスも‥‥」 と言った。
「ええっ~ 夏に冬の星座が? シリウスが見えてる?
昼間に明星が見えてる?」
私は一瞬驚いた。
「そうか、そうか、そうか。 暗くなったから見えるんだ。 そうか~」
TVを見ながら思わず声を出して唸ってしまった。
言われてみれば、そうなんだ。
当たり前のことだけどそうなんだ。
昼間の空に星は見えないけど、ちゃんとその場所に、ちゃんと自分の星座にいつも星は居たんだ。
こんないい歳になるまで、目には見えない昼間の星々の存在を意識したことがなかった。
冬の昼間も、夏の昼間も、晴れていても、曇っていても、無数の星々が、そこに居る。
真冬の夕暮れ時のみどりの散歩は、途中ですっかり日が暮れてしまう。
冬の空は晴れ渡り、凍りつくような寒さの夜空に星は瞬く。
1番星、2番星と数えるうちに、いつしか数え切れない奇しき光。
無数の見えない星々と、無数にきらめく星々の境に浮かぶ小さな小さな星の地球にぽつんと立って、ちっぽけすぎるみどりと私です。
夕べ(冬至)の一番星。
きれいな三日月でしたが少しぶれています。
(画像を大きくすると見えます)
里山から見ると、ふもとの町の灯りが星屑のようです。
夕暮れてくると、灯りとともに、人の暮らしと暖かさも見えてきます。





























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