2016年11月27日 (日)

「石冲展」の京都市美術館へ

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朝からしとしと雨ふりだったけど、「石冲展」の前売り券を買っていたので、夫に付き合ってもらって京都まででかけました。
行ってびっくり。
雨の中、京都市美術館は大勢の人が並んでいて、1時間待ち。
せっかく来たのでしかたないなと、体力に自信がなかったけど並びました。
私のように、東京公開時に特集されたのNHKスペシャルで観た人が多く来ているんだろうな。

石峰寺で数店の掛け軸と、五百羅漢を観たけれど、これだけ多くの作品が観られたのはうれしい。
写生的、装飾的な花鳥画と、斬新な筆遣いの水墨画。

久しぶりの京都の街は、雨にもかかわらず大勢の観光客。
久しぶりの京都駅のレストラン街は、うわさ通り、外国人観光客の多さにあらためてびっくり。



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2016年5月 6日 (金)

若冲の五百羅漢

先頃からTVで何度も、伊藤若冲の特集を観た。
BSでは、カメラマンの今森光彦さんの嬉々とした小動物の解説まであって、若冲の絵を観る面白さが倍増した。
ああ東京まで行って観たかったな~

次男を枚方へ送っていくついで、伏見深草の石峰寺(せきほうじ)を訪ねた。

途中、京大の宇治キャンパス(京大防災研究所)のカフェでランチ。
ここはいつ行っても、すいていてきれいで美味しくリーズナブル。お薦めです。
道をへだてて、いつも大勢の人が並んでいる有名なパンやさん(たまき亭)
連休とあって、きょうは100人ぐらい並んでいた。
たしかに美味しいけど、並んでまではちょっと。

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石峰寺は、若冲が京都大火以後晩年を過ごしたお寺。
かすかに木漏れ日もれる竹林には、若冲が下絵を描いたとされる五百羅漢が、群をなしたり点在したり。
表情も様々で、それぞれ何想う?
若冲は、それぞれの羅漢にどんな思いを込めて描いたいたのだろう?

  残念ながら

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  若冲のお墓もお参りしました2016_05040012
   われもまた落葉のうえに寝ころびて
                羅漢の群れに入りぬべきかな
                                    吉 井   勇

おとなりの伏見稲荷への道の渋滞ぶりと、人々の混雑ぶりをしり目に、ここだけ静かで穏やかな竹林は、心落ち着く空間でした。

         

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2015年5月12日 (火)

みたび(三度)、淡路の花に魅かれて

淡路島夢舞台に、GWを避けた先週末に行きました。
3度目の淡路島。
比較的近いけれど、ゆっくり過ごしたいのでいつも一泊します。
みどりは車でおとなしく寝てくれます。

明石海峡大橋
を渡ります

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ホテルのロビーから見た「百段苑」 2015_05090071
広い敷地内にはいろんな施設があって、工夫をこらした花や緑でいっぱいです
山と海に調和するようデザインされ、とても落ち着きます
あまりに素敵なショットポイントが多く、ブログに載せきれません。
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「奇跡の星の植物館」
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隣接する国営明石海峡公園
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デルフィニウム

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ダイアンサス

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カンパニュラ 涼姫

2015_05090063                北海道のイメージゾーン
          

温室は、来週からホワイトガーデンに模様替えだそうです。見たいな~

ネモフィラいっぱいの2011年の画像は淡路花三昧 でどうぞ

 

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2013年12月31日 (火)

”カニ食べ行こう”♪♪~

ここ数年の年末は、家族みんなで丹後ですごします
”カニ食べ行こう”ってわけです。

行きの道で舞鶴に寄りました
大きな軍艦が数隻停泊中
活躍する機会のないことを望みますね~
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丹後の夕日が浦温泉。今年もお世話になりま~す
浜は雪がまだ残っていて、Oちゃんとみどりはおおはしゃぎ
夕日に向かって走って行きました
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カニづくしの一部。食べきれないのでいつも持ち帰りもします
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翌日の帰りは、話題のスポットへ立ち寄りました
但馬の竹田城址
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雲海の中というようにうまくはいきませんが、山上まで皆で歩いてみました
見上げる山上の城址もきれいですが、見降ろす里も美しく、ぜひいちど、天空の城と呼ばれる雲海に浮かぶ桜の城跡風景に出会いたいと思いました
朝来市のポスターではこんなに美しい
それにしても市の名前とよくマッチしていますね
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NHKの大河ドラマ「軍師官兵衛」の一回目のロケ地になっているそうです
それにしても、残雪が凍てて滑りながらのこの寒さなのに大勢の人です。
数年前までは名もない山城城址だったのにね。

それでは皆さん、よいお年をお迎えください

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2013年10月15日 (火)

セージガーデンとお伊勢参り

いつでも行けそうな距離にあるのに、何十年も行くチャンスを逃している場所がけっこうあるものです。
お天気に恵まれた連休の一日、そんな場所へ行くことにしました
お隣の三重県ですが、高速を乗り継いでも2時間半かかります

まずはメナード青山リゾートのセージフェスタ
何度もTVのCMで見てあこがれていました
セージの一番きれいな季節に来られてよかった(゚▽゚*)
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主にラベンダーセージ、ボッグセージ、アメジストセージ、サルビア、アゲラタム
セージ好きは、けっこうマニアックなせいか、連休だというのに訪れる人は少なく、おかげでカメラに人が写りこみません

のんびり高原を散歩して、午後はお伊勢さんへ
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予想通り、式年遷宮を終えたばかりの伊勢神宮は、バスも車も人もい~っぱい
内宮までやっとたどり着いても、これまたすごい人でお賽銭箱まで、まだ遠い
夫は、「もういいやないか帰ろう」と言いだす始末でしたが
私は 「せっかくここまで来たのに~」
がんばって並んで、真新しい神宮をそばで見ることができました
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2013年7月 1日 (月)

米作りは大原を超えて

久しぶりの更新です

共同で参加している初めてのお米作り
田植えのあと週に一度、草引きをするため山あいの田んぼに通っています
湖西のうちからだと、西の山側に向かい、県境を越えて京都の北部大原の里に入ります。
大原をぬけて鞍馬へ向かう山あいの村に田んぼはあります。
この、うちから30分ほどの道は北山杉に包まれ、オゾンに包まれ、とても気持ちの良いドライブです。

田植から2週間後の様子(6月9日)
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除草剤を使わないでお米を作るには、草引きが重要です
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きのうも朝早く、夫と草引きに行きました
イネは40cm位に成長しています
誰かが作ったイネの守り神?(30cm程の小さな物です)


いつも帰りは、大原の朝市に寄ります。
大原の里は今、しば漬け用の赤シソが豊かに茂ってきれいです。
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さすがに大原。朝市へ向かうベニシアさんをお見かけました(失礼、写真撮っちゃった!)




朝市では、野菜や漬物と一緒にお弁当を買います。
おばんざい弁当は、ほとんどがお野菜のおかずなので、飽きなく、美味しく、安くて(500円)、このところ毎週食べています(・∀・)イイ!
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2013年1月 7日 (月)

富士三昧のお正月

2013_01050077_3あけましておめでとうございます
みどりともども今年もよろしくお願いいたします

去年は病院で過ごしたお正月
健康でいることが、一番の幸せだと改めて感じる新年です

子供たちや孫たちが寄って賑やかなお正月でしたが、次男にみどりの世話を頼んで、3日間は夫と富士の裾野で過ごしました。

連日ピーカンの青空で、やっぱり表日本は明るさが違うな~と感心しきり
おかげで富士三昧でした
あちこち観光もしたのですが、やっぱり露天風呂から眺める富士と星空は雄大で心澄みわたります

夜明け前、河口湖畔の宿の窓から
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夜が明けるとまるで絵のような、とはこのことです
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河口湖~西湖へ少し歩きました。いつもそばに富士があります
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湖にはさてどなたとどなた?右下はけっこう大きな鳥でした
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野鳥公園は、樹氷祭りの準備中
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河口湖駅のホームから望む
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けっこうあちこち精力的に回ったけれど、富士山ってどこから撮ってもほぼ同じ形。
さすが、コニーデ式火山。
富士最古の社、浅間神社に寄って初詣をしたけれど、そこの歴史を読むと、2度の噴火による火災に遭ったらしい。
ということは、噴火する可能性もあるってことだよね~

帰りの新幹線の車窓は、滋賀県に入ったとたんこの景色でした。
ブルブルッ
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2012年12月 3日 (月)

かくれ里「教林坊」のため息もみじ

数日前、朝のNHKの全国向け中継で紅葉の案内をしていた。

また京都だろうと見ていたら、近江八幡「教林坊」
安土城址の近くやんか
この辺りの旧跡は、白州正子の「かくれ里」にたくさんか書かれています
ここは本では「石の寺」としてしか紹介していないので、知りませんでした

日曜日は晴れたので、近江八幡の「たねや本店」に買い物ついでにいってみることにしました
比良の頂は真っ白、琵琶湖は渡り鳥が飛び交い、最高のお天気。

Dscf8783ため息の連続でした
私もこの年までずいぶん紅葉を見てきましたが、こんな自然と調和のとれた美しい紅葉はめったにありません。
私だけでなく、大勢の人があちこちで
「わあ~ きれい」
「こんなにきれいとはね~」
などとあちこちで歓声をあげていました
私が「きれいとしか言いようがないわ~」とため息をつきながら独り言を言っていたら、
そばにいたおじさんが
「ほんとやね~ 奥さんと同じで」
なんて、またまた(=´Д`=)ゞ

冗談はさておいて、
聖徳太子が創建と言われる教林坊とは
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竹林、土蔵、川の流れ、苔石、ヨシぶき書院、そして狂おしいほどの紅葉の大木。
すべてが調和しています。
つたないカメラの腕なので、見たものがちゃんと写っていませんが、これの数倍はきれいと思ってください。
一か所で、こんなにシャッターを切ったのははじめてしたが、画像をチョイスするのに苦労しました
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小さな石仏様 もみじの中に佇んでいます

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左奥の大きな石は、太子の説法岩
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いつか機会があれば、皆さんもぜひ一度紅葉の季節にお越しください(ライトアップもしています)
安土、近江八幡の間で、このあたりは古代や、戦国時代の旧跡があちこちにありますよ

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2012年11月26日 (月)

鯖街道から小浜へ

桜と紅葉の頃はどこへ行っても人人人なので、出かけないことにしていますが、昨日の天気は誘惑の快晴空模様でした。
久しぶりに鯖街道を北に小浜へ行って美味しいお魚でも買ってこようということに。

鯖街道は若狭湾で水揚げされた魚を京の都まで運んだ街道
塩をまぶした鯖を「京は遠ても十八里」と寝ずに歩いて運ぶと、ちょうど京に着く頃には美味しくなっていたそうです。
この街道のあちこちにも、京都にも、滋賀にも鯖寿司の老舗がたくさんあります。

琵琶湖大橋取りつけ道路から鯖街道に出て、左に折れるとすぐ京都大原の里、右に折れると朽木村を通って福井から日本海に抜けます

錦の山々はちょうど見ごろ。
青い空にグラデーションの木々が美しく映えます
途中、小さなお宮さん(二宮神社)とイチョウの大木、楓の赤。
誰も素通りするけれど、あんまりきれいで車を止め、思わずパチリ
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朽木村の朝市では栃餅、蓬餅、黒米餅と原木シイタケを買いました。
黒米餅は青豆の餡でとっても美味しいものでした。 

日本海は近いものです。
10時に家を出て寄り道しながらも、お昼には小浜港に着きました。
魚市場で若狭カレイとアオリイカを買い
海を眺めながら食事をとりました。

小春日和の海岸では多くの人が釣りをしています
水平線はキラキラとのどかです。

近くに大飯原発あるのですが、今はそのことは忘れましょう
今日のニュースでは、嘉田知事がしびれをきらして立ち上がったようなので、期待して見守ることにします。

帰りに坂上田村麻呂が創建した明通寺へ
苔むす古木、澄みきったせせらぎ
こんなきれいで由緒あるお寺なのに参拝客は少なく、おかげで静かな時間を過ごすことができました

      庭園の鐘つき堂

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      山門と鐘つき堂2012_11250017
                                     国宝の三重塔
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庭園に大きな枝垂桜がありました
買ってきた食材で夕食を作り,
「来年は、桜の咲くころに行ってみたいね」と夫と話した秋の夜長でした。

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2012年5月29日 (火)

能登半島「里山里海」

先週の土日は、長男の家族と一緒に能登半島へいきました。
大自然に抱かれると人間健康になるような気がするのか、夫は出かけようで出かけようと誘ってきます。
夫と長男が、金沢で催される工業関連の展示会を見るのが目的でしたが、面白そうなので、一緒に行きました。
最先端の機械や工業用のロボットを見ていると、こんなすばらしい技術や能力があれば、電力供給の問題も、原発後処理の問題も、近い将来きっと解決すると希望が湧いてきます。
金沢は、兼六公園、21世紀美術館など有名なところも多いけど、何度も来ているので、このたびははじめて能登半島へ足を伸ばしました。
宿は和倉温泉。
真っ赤な夕日を見ながら出で湯につかって、あ~あいい気持(o^-^o)
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みんな一緒の部屋に泊まったので、孫のOちゃんとSちゃんはうれしくてうれしくてなかなか眠れません。
朝は朝で、まだ暗い4時からじいじを起こして温泉に入る始末。
「毎日、泊まりた~い」とOちゃん。
ほんと、ばあばもそう思うな~
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宿を出て、1000年以上続いている輪島の朝市へ。
新鮮な魚や野菜、民芸品はもちろんですが、200店立ち並ぶ出店は「あれも買いたい、これも買いたい」と心弾みます。
買ったものは、たけのこ、蕗、かれい、ハタハタ、木魚のような蛙の楽器、輪島塗のお椀、評判のお菓子やおまんじゅうなどなど。
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そしてここで買わなくてもいいのですが、柿渋染めのリュックサック。
ちょっと高かったけど、「健全なる精神は健全なる肉体に宿る」
これからは、なるべく歩いたり、自転車に乗ったりして体を鍛えようと決心している私へのエールです。

世界農業遺産に指定された千枚田。
海に面して、小さな小さな段々の田が広がっています。
夜に来て、「田毎の月」見てみたいなと思いました。2012_052950006ヤセの断崖
怖くてうまく撮れません。350mの断崖です。
松本清張の「ゼロの焦点」のロケ地として使われ、以来、映画やTVのロケ地となったところですが、2007年の能登半島地震で、出っ張ったところが崩落し、今は柵が作られ先端までは立ち入りできません.。.
柵のなかったのが信じられへん。
ああ~、女優にならへんでよかったわ~。
2012_052950007淡路島、十津川、能登半島。
考えてみれば、私が最近訪れた観光地は、近年まれにみる大きな天災に見舞われています。
今は何事もなかったように、景色は美しく、人々はたくましく日常を過ごしていました。
まだまだ復興とは言い難い東北も、そんな日が早く来ますように。

 

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