2009年7月25日 (土)

カブトムシ騒動

先週、夫が里山からたいへんなものを持ち帰った。

腐葉土を作っていたポリの蓋を開けたら、カブトムシのサナギがごろごろ、仰向いて寝転んでいたという。
ひっくり返したら、出てきた、出てきた。

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おがくずの中に移しました。
もぐっていますが、30匹くらいいます。





はじめは、孫達が喜ぶとか、近所の子にあげようとか、夫婦ではしゃいでいたけど、ああ無知だった。
残念なことに、子供が小さい頃、カブトムシの観察はしなかったのです。
ネットで育て方を調べたり、県の博物館に電話したりして、愕然とした。

カブトムシのサナギは、蛹室と呼ばれる繭玉のような空間の中で羽化するので、室を壊して出してしまうと、死んだり、奇形になったりするというのです。

ポリ缶がほぼ密封状態で、酸欠をおこして上に上って来ていたのか、ポリをひっくり返した時に室も壊れたのか、いづれにせよ、サナギたちにお家はありません。

博物館の先生は、
「めんどうだけど蛹室をつくってやるか、土の中にもどして、全部無事に育ってと念じるしかありませんね」とつれないお返事。

蛹室をつくるには?
ネットで調べた。
100円ショップへ走り、アレンジ用のオアシスを10本買ってきた。
3個に切って、500円玉大の穴を深く掘る。
羽化した時に、逃げないようペットボトルを半分に切って、蓋をし(もちろん穴をあけて)、オアシスに霧吹きで水をかけて湿らせて、
じゃーん、サナギのマンションが出来上がりました。
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半分は、友人達のお孫さん達に里子に出し、3匹は残念ながら死んでしまいました。
残ったサナギを見守ること一週間。
サナギの色が、黒っぽい色に変わってきました。
 
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アップで見てみます?(♂)






脱皮がはじまりました。
羽の部分はまだ白っぽい。
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ついに、つやつやの成虫に羽化しました。
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夜になると、おがくずの中からでてきて、狭い飼育ケースの中を、歩きまわしたり、飛んでみたり。
うるさくて大変です。
狭い場所から逃げたいようです。
里山にかえしてやろうか?
はてさて?

ふと思いついて、地域の小学校の学童保育に問い合わせ。
孫にあげる一対を残して、まだ羽化していないサナギと、成虫達全員、昨日もらわれていきました。
男の子達が「かぶとのサナギ見るのはじめてや」「ちゃんと羽化させようね」なんて、大喜びでした。
ヤレヤレ、苦労したかいがあったな~。

カブトムシに振り回された一週間ではありました。


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2009年7月 7日 (火)

ツマグロヒョウモンの誕生

スイトピーのタネを採っていたら、サナギを見つけた。
ピカピカと光る、メタリックな棘をもった、粋なサナギ。

ぴくぴく動くので、観察、観察と、キッチンの窓辺へ置いてみた。
3日目の朝、庭で花ガラを摘んでいて、ふと窓辺を見上げると、
「あれ~、いつ出たん??」

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あわてて、パチリ、パチリ。
生まれたばかりで、ほとんど動かないので、裏庭に移動させパチリパチリ。
羽を拡げて飛びたつのを待ったけど、30分たってもほとんど動かない。
日に焼けるし、用事はあるし、あきらめてそのままにしておいた。
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何を見てる?
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2時間ほどして外出して帰ってきたら、フウロソウ(ゲラニウムロザンネイ)から離れて、となりのハーデンベルギアに止って羽を拡げていた。
ソレっとカメラを持った瞬間、大きく羽を広げて、すごい速さで上空へ。
私を待っていて、「こんなに飛べるよ」と見せてくれたようでした。
ネットで調べたら、やっぱりツマグロヒョウモン。
羽化したばかりは、羽の裏側ばかり見えて、よくわかりませんでした。
ツマグロヒョウモンは、以前は関西にはほとんどいなかったらしいけど、数年前からとても多く見られるようになったそうです。これも、温暖化?

羽化して2日。
昨日も今朝も、風に揺れるフウロソウのあたりに、一羽のツマグロヒョウモンがやってきます。
「あの子やな~」と思って見ています。


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青い花々(153)

カタナンケ
里山に今年も植えてみました。
でも里山には朝と夕方しか行かないので、なかなか花が開いたところが見えません。
お昼にしか咲かないのでしょうか?
とても綺麗な花で、いっぱい見たいのですが。




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青い花々(154)
ストケシア

里山の花壇で、雨に打たれて寝転んでいます。
今年は株が大きくなって、たくさん花が咲きました。

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2008年7月27日 (日)

夕立のあと

やっと、夕立が降りました。
雷をともなう久しぶりの雨にホッと一息つけたけど、北陸のほうでは、突風の被害がでているようで、どうも最近の天候は極端で困ります。

0807270009夕立があがったあと、みどりの散歩にでかけ、家の前の公園で、羽化したばかりのセミを見つけました。

子供達が小さい頃は、よく観察したものですが、長い間見ていなかったので、あまりの美しさに見入ってしまいました。








短い地上での命の始まりです。
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日向夏さん、オステオスペルマムをUPしました。
これは、オステオスペルマムマリーという名ですが、キク科ディモルフォセカ属で、ディモルフォセカという名で店頭にでていることもあります。
花の色も種類も多く、寒さ、暑さに弱いものもあって、育て方はそれぞれ差があるようです。
花は、春咲くのですが、地に下ろしたせいか今年は夏になっても、また花芽がついてたくさん咲きました。
春と秋に挿し芽ができるようですので、少し摘んで、挿したらどうでしょう?
わたしも、今年の秋やってみます。
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2008年7月 7日 (月)

小さいながらにも

3cmほどに育ったレモン。
小さいながらにまさしくレモン。
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栗の花を見ると、いったいどこにどうして実がなるんだろうと長年思っていた問題解決

花穂の根元に栗の赤ちゃんが出来ていました(2週間前)
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              花穂が枯れて落ちる今頃、小さいながらに、イガイガ出現
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小さいながらに獲物を狙っているようですが、ちとお相手が大きすぎるのでは?
まだ、2cmほどのアマガエル
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小さいながら見事な巣作り
ナガコガネグモの幼体






今朝、6時の里山。
きょうも暑いのかな~。
アガパンサスが咲くと、青いセージたちの季節も間近です。
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2007年10月20日 (土)

ピンク花壇でホバリング

空色ガーデンとは看板にいつわりあり。
青紫のペチュニアが、暑さとダンゴ虫にやられて全滅したせいで、
花壇はサルビアコッキニアコーラルニンフと、ネメシアがどんどん大きくなって、
ちょっとしたピンク?ガーデン
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きょうも飛んできたサルビア好きのヒメクロホウジャク。
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毎日、超スピードで羽を動かし
ホバリング(空中停止)
花から花へと忙しい。
何度カメラを向けても上手く撮れたことがない。




ピンクついでに、ベコニア好きなので、少しご紹介。
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2007年9月18日 (火)

過酷な虫の世界

デュランタは、きょうも虫ざかり
左から、ツマグロヒョウモン、カマキリ、アゲハチョウ。
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                                 近くに飛んできたら              あっという間に捕まった

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Photo_4小さな苗に育ってきた葉牡丹に、オンブバッタがいました。

アレ、2匹も背中に。
ほほえましい親子のようですが、背中にいるのはオスで、どうも三角関係のようです
どちらが横恋慕?
それにしても、葉牡丹食べ過ぎてませんか?
それも、食べるのはほとんどメスだけだそうです。
カマキリも、最後はオスを食べてしまうと言いますし、どこの世も、女恐るべし???

小さな庭で、小さな命は、日々命をけずって生きながらえているのでした。


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2007年9月 6日 (木)

蝶々とスットコチーヨ

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今年は、やけに蝶が多い。
デュランタとメドーセージには特に多くやってきます。
昨日の訪問者です。

にせものも混ぜてみました。




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去年の8月の記事のスットコチーヨと鳴く蝉はを読んで、夫が読んでいた本の作者をどなたかが教えてくださいました。
梶井基次郎は「檸檬」くらいしか読んでないので、さっそく「城のある町にて」を作品集に行って読んできました。
ありがとうございました。すっきりしました。

今年も、スットコチーヨのシーズン今真っ盛り。
もうすぐ夏もおわりだと告げています。

ご注意
この記事を読むと、ツクツクボウシが鳴く度に、心の中で、「スットコチーヨ」と反芻してしまうようになります。

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2007年7月11日 (水)

晴れ間の虫たち

きょうも、朝から雨。
キッチンの出窓のカサブランカは、うっとうしい日々もやさしく香ります。
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我が家の庭にも、先日来、いろんな虫達がやってきます。

庭のデュランタの花の密を吸う、ツマグロヒョウモン
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レモンの木の中で、なにやら怪しい行動のゴマダラカミキリ
気をつけないと木をかじって、枯らすこともあるのです。
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アイビーの前で、巣のデザインにこだわりのある、コガネグモ
足を2本ずつ重ねて4本に見せるのも、この方のこだわりです。
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