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2016年8月25日 (木)

名画「八月の鯨」で見たブルーベリー

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1987年の作品だから、ほぼ30年前に観たことになる。
当時、淀川長春さんが大絶賛の名画「八月の鯨」
八月になると、沖に鯨が見えるアメリカの小島に暮らす老姉妹。
なにかと憎まれ口をきく目の見えない姉と、それを優しく受けとめながら、それでもいさかいながらの妹との生活が淡々と描かれる。
アーリーアメリカンの生活の家具や衣装、雑貨にもとても心惹かれたのをおぼえている。
岬に建つかわいい家の庭にうっそうと生えるブッシュから、小さな黒い実を摘んで、かわいいブリキのバケツに入れて食べていた。
当時は、何の実だろう?と思ったけど、ずっと忘れていた。

いつからだろう。
日本でも当たり前のようにブルーベリーのジャムが売られ、最近は生のものも手に入る。
鉢植えにしていたブルーベリーを、山の畑に移植し、数も増やすと、ここ数年は冷涼な土地柄も手伝って、多く実るようになった。
一粒一粒摘みながら、今頃になってあの映画を思い出した。
あの実は、これだったんだ。

You Tube で観られたので、久しぶりに観た。
当然ながら、若い時に観るのと今観るのとでは、ずいぶん違った。
90歳を超えた老姉妹が寄り添って暮らすさまは、若い頃は切ない想いで観ていたが、この度は、勇気さえ感じる。
こんなにいい映画だったんだと、淀川長春さんの年齢に近くなってこそ、よくわかる。

うちのブルーベリーは、年々たくさんの実が採れるようになりました
今年も鈴なりです。
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きょうは、ほぼ1.3キロ摘みました
ジャムにします。

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2016年8月21日 (日)

初秋の風吹く里山

お盆頃まで「カナカナカナ」と鳴いていたひぐらしにかわり、里山の森は、つくつくぼうしがちゃんと季節を間違えないで、鳴いています。

どんなに酷暑とはいえ、里山は夕方5時が過ぎると急に涼しい風が渡るようになり、秋を感じさせます。
最近は、お米がだんだん早稲になり、棚田の稲ももう色づいてきました。
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何年も何年も繰り返して見ている景色ですが、何度見ても飽きません。
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夫はトマトをもぎ、私はブルーベリーを摘み、みどりは両方のおこぼれにあずかろうと、行ったり来たり。

だんだん早くなってきた日の入り。
遠く琵琶湖を見降ろしながら、カラスの鳴き声と、とんぼの群れ、夕焼けを背に帰る道。
本格的な秋はかけ足でやってきていますよ。

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2016年8月19日 (金)

有機、無農薬で作ると

酷暑のお昼は、クーラーの部屋でみどりと過ごし、
夜はオリンピックから目が離せず。

夏季休暇が終わっても、残暑もあいも変わらず酷暑。
猛烈に暑い中、夫は御苦労さまにも会社と畑を往復する日々です。

ブログを書く気にもならない私は、どこからそんな元気が湧くのかと、感心しています。

夫は、こんな完熟トマトを収穫しています
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完熟で収穫すると、美味しさがぜんぜんちがいます。 
完熟だとすぐ腐りやすいので日持ちがしないと思われるのか、直売場でも、初めは出足が悪かったのです。
「わかってくれる人だけでいいよね」と少ししか採れないのを幸いに、完熟を出し続けたら、最近は、すぐの間に売れてしまいます。
私達も作ってみてわかったのですが、有機、無農薬で作った完熟のトマトは、常温に置いていても一週間は腐らないのです。
そう言えば、「木村さんのりんご」もそうでした。
理由はわからないけど、美味しさの秘密はそのあたりでしょうか?

苺とまと(いちごの形のミニとまと)
   味が甘酸っぱくてフルーティで、人気です
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直売所のオーナーに頼まれて、韓国産しか見かけない大きなパプリカも、トライしています。
こんなにきれいにできたのもあるけど、ほとんど腐ったり、色がうまく出ず売り物になりません。
それでもいい勉強になったと、夫はご満足。
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有機肥料のデータをとったり、温度を調節したり、夜光照明をあててみたり、四苦八苦しているようですが‥‥

利益? まったくないようですよ(ρ_;)

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