« 今年のクラブアップル | トップページ | 里山で孫と過ごしたGW »

2013年4月30日 (火)

NHKの朝ドラを観ながら想う

山笑う、うれしい季節となりました
2013_04300011

ここ数年のNHKの激変ぶりの面白さのせいか、自分が歳とったせいか、民放の番組をほとんど見なくなった。
ただし、朝ドラは相変わらずNHK風で、相変わらずヒロインは美人でがんばり屋さんの優等生、いつも人に恵まれ、運に恵まれ‥‥と思っていたが‥‥

この春終った「純と愛」は、いつになく最後まで観た。
はちゃめちゃぶりに不評も多かったようだが、コミックのような展開はとても面白いと思った。
前半はその面白さに引っ張られたが、後半は残念ながら期待から外れていった。
愛のおかあさんのキャラがとても面白かったのに、普通の優等生ママになったこと
欲しかったジュークボックスが簡単に見つかり、簡単に手元に戻ったこと
唐突なほど偶然に、宮古島の大きな別荘を借りられることになったこと
など、あまりに安易な展開だな~と思ったが、ま~これもコミック風とうっちゃった。
このヒロインは、これでもかこれでもかと不幸に見舞われた。
ついに最愛の夫まで病の眠りについてしまう。
最後のシーンは、海に向かって、前向きに強く生きる決意を延々と語る。
ふと思った。
作者(遊川和彦脚本)は、このシーンのためにヒロインを翻弄させてきたのだろうか?
私は、このたびの大震災で被災し、山のような不安や喪失の悲しみでいっぱいの人たちの叫びを、このヒロインが代弁しているように思えてならなかった。

先ごろ観た映画「希望の国」(園子温監督)は、主に原発被害地域を描いたドラマだったが、被災者にとっては受け入れたくないであろう結末だった。
けれど避けては通れない現実を真摯に見つめる、こんな映画もなくてならないと思う。
公に声を届けることもできず、豊かな人生をつぶされたまま、なお尊厳を貫こうとする人々が大勢いたことを(今もきっといることを)、私たちはもっといろんな形で知るべきだと思う。
監督の美学を本当に理解できるのは、きっと当事者だけなのかもしれない。
けれど私たち日本人は、誰もが当事者に成り得ることを忘れかけている。

当然ながら「あまちゃん」も観ている。
オープニングの音楽と画像がよくて、がぜん観る気になる。
脇の役者さんが皆個性的で、台詞もおもしろく、うまい。
祖母とママのやり取りも「ある、ある」って感じで楽しい。
それに舞台の久慈(ドラマでは架空の町)は、ブログ友人のゆさんが少し前まで在住していて、子供のお誕生日にはウニ丼、なんて記事をうらやましく見ていたこともあって、なお親しみを感じている。
今放映中の設定時期は、2008年。
現在までを描くのだろうか?
だとしたら震災を描かないわけにはいかないだろう。
さて、宮藤官九郎氏は、、どのように震災を描くのだろう。
東北の人々が少しでも元気になれるよう、ドラマの力を信じて観ています。

緑肥として利用されるレンゲ
子供のころは、見渡す限りのレンゲ畑で寝転んだり、走ったりしました
寝転んで見上げた青い空、草いきれの青い匂いを今もはっきり覚えています。
2013_04300012

|

« 今年のクラブアップル | トップページ | 里山で孫と過ごしたGW »