ヤマナラシの木
里山の畑や花壇を雑木林を切り開いて作ったとき、少し大きめの木を2本だけ残しました。
一本は、ケヤキに似た名前を知らない木と、もう一本はヤマナラシの木でした。
どちらも年々大きくなって、形のよいヤマナラシは、いつのまにかうちのシンボルツリーになりました。
今、樺(カンバ)系独特の大きな芋虫みたいな房状の花がいっぱい風に揺れています。
(やま小屋の前に座っているのはみどりです)
若葉の頃にはみずみずしいポプラに似た若草色の葉が萌え出てきて、少しの風でもざわざわと音をたてます。
今年は特に里山の春は遅く、コブシの蕾もまだ固いようです。
それでも、冬の間休んでいた田んぼに耕運機が入り始めて、土の匂いに春を感じます。
今は荒れ果ててしまった被災地の田畑が、またいつの日か緑豊かな田畑にもどりますようにと東北へ続く青空を見上げました。
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コメント
暖かい春風と言いたいところですが、まだまだ風は冷たいんですよ。
畑仕事をしている間、みどりはこうして高みの見物です。
投稿: ネモフィラブルー | 2011年3月31日 (木) 19時33分
まぁ、なんて眺めの良いところに陣取っているのでしょう。気持ちの良い春風にふかれて至福のときのみどりちゃんですね。
この空があの被災地とつながっているなんてね。私もおだやかな海辺でそう思いました。
投稿: oss102 | 2011年3月31日 (木) 16時21分