岐阜に住む姉とは、ときどき彦根の母の施設でおち合います。
ひと月ほど前、ひな祭りが近づいて、
「ホテイ堂の”おいり”が懐かしいな~」と話しました。
女はすぐ食べ物の話です(*´v゚*)ゞ
”おいり”って今でも作っているかしら?
早速検索してみたら、ありましたありましたホテイ堂ヽ(´▽`)/
ホテイ堂は、鳥取の私の実家近くにあった、お菓子屋さんです。
スーパーなんてなかった幼い頃、駄菓子やパンや手作りの和菓子を製造販売する、町内唯一のお店で、いつもやさしいおばあちゃんがお店番をしていました。
中学校のすくそばで、「部活帰りによく甘食と牛乳を買って食べたな~」と同級生だった夫も懐かしそうに話します。
HPによると、幼馴染のNちゃんが3代目を継いで、4代目の息子さんと共に立派な和菓子屋さんを営んでいます。
美味しそうで、きれいな和菓子たち。
大将の忙しそうな日々がブログに綴られています。
思わずメールを打ったら、実家があった近くの桜土手の写真をたくさん見せてくれました。
懐かし~(ρ_;)
おひな祭りが近づいたので、”おいり”を送ってもらって、姉はもちろん、近所に住む従妹や息子のお嫁さんにも配ることにしました。
みんな鳥取出身なので懐かしい味にきっと大喜びです。
これがホテイ堂の”おいり”
炒り米おいりと、ポン米おいり
あんまり美味しそうなので、いっしょに送ってもらった栗饅頭
おばちゃん(Nちゃんのお母さん)手作りの栞も入れてありました
こんな細かい針仕事ができるなんて、お元気そうで安心しました
似たようなお菓子はありますが、鳥取では”おいり”と呼びます。
子供の頃は、私のおばあちゃんも毎年おひな祭りが近づくと、乾燥させたご飯を炒って、生姜汁を混ぜた水あめを練って作ったものです。
娘の初節句当時、私たち夫婦にはまだほとんど収入が無く、食べるのがやっとでした。
オンボロアパートで、父に買ってもらった雛人形をちゃぶ台の上に飾り、母が送ってくれた”おいり”をお供えしたことを覚えています。
久しぶりにその雛人形を出して夫と二人、故郷の味とともに思い出話に花が咲いて、一足早い春が来ました。
Nちゃん、奥さん、おばちゃんありがとうございました。
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