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2009年12月23日 (水)

見えない星々

この夏、皆既日食の中継を見ながら、たぶん私だけなんだろうけど、とても感動することがあった。

さすがNHK。
硫黄島と太平洋上からの生中継は、アナウンサーも興奮するほど見事で、神秘的、幻想的、感動的。
地平線の360度ぐるっと夕焼けのあかね雲という不思議現象に見とれているうち、完全に皆既してあたりが暗くなった。

そのとき解説者が
 「星が見えていますね。水星、それに金星、冬の星のシリウスも‥‥」 と言った。

 「ええっ~ 夏に冬の星座が? シリウスが見えてる?
                       昼間に明星が見えてる?」 

私は一瞬驚いた。

「そうか、そうか、そうか。  暗くなったから見えるんだ。 そうか~」
TVを見ながら思わず声を出して唸ってしまった。

言われてみれば、そうなんだ。
当たり前のことだけどそうなんだ。

昼間の空に星は見えないけど、ちゃんとその場所に、ちゃんと自分の星座にいつも星は居たんだ。
こんないい歳になるまで、目には見えない昼間の星々の存在を意識したことがなかった。

冬の昼間も、夏の昼間も、晴れていても、曇っていても、無数の星々が、そこに居る。
                    
真冬の夕暮れ時のみどりの散歩は、途中ですっかり日が暮れてしまう。
冬の空は晴れ渡り、凍りつくような寒さの夜空に星は瞬く。
1番星、2番星と数えるうちに、いつしか数え切れない奇しき光。

無数の見えない星々と、無数にきらめく星々の境に浮かぶ小さな小さな星の地球にぽつんと立って、ちっぽけすぎるみどりと私です。

夕べ(冬至)の一番星。
きれいな三日月でしたが少しぶれています。
(画像を大きくすると見えます)
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里山から見ると、ふもとの町の灯りが星屑のようです。
夕暮れてくると、灯りとともに、人の暮らしと暖かさも見えてきます。
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コメント

pencilポエポエさんへ
ポエポエさん、ありがとうございました。
金子みすずさんのことは、簡単な経歴と少し詩集を読んだことがある程度で、恥ずかしながらあまり詳しくないんですよ。
改めて詩集を読みましたが、ピュアなやさしさとともに寂しさを感じます。
幼いころは皆、自然の命や万象に対して、こんな目を持っているのでしょうね。
夭折されて、後の作品に触れることができないのは残念ですね。

投稿: ネモフィラブルー | 2009年12月28日 (月) 12時00分

こんにちは~。
ネモフィラブルーさんの「見えない星々」を読みながら、金子みすずさんの「星とたんぽぽ」の詩を思い出していました。もちろん、ご存知とは思いますが、大好きな詩なので書いておきますね~♪
「青いお空の そこふかく / 海の小石の そのように / 夜がくるまで しずんでる / 昼のお星は めにみえぬ / 見えぬけれども あるんだよ / 見えぬものでも あるんだよ」

投稿: ポエポエ | 2009年12月27日 (日) 10時51分

pencilhiroさんへ
むかしはもっとたくさん星が見えていたように思いますね。
山の上や離島で見る満天の星空は、たとえようのないくらいの美しさです。
最近、ゆっくり星を眺める余裕を持ちたいと思うようになりました。
冬の星は格別きれいです。
ぜひ、ご主人の薀蓄を聞きながら、星を眺めてみたいです。
どんなことでも、薀蓄を聞くのは大好きです(笑)

投稿: ネモフィラブルー | 2009年12月25日 (金) 22時35分

ネモフィラブルーさん、こんにちは^-^
最近は夜空を見上げることはあまり
無くなりましたが、夫が現役の頃
よく夜の散歩に付き合って貰っていました。
夜なので見るものは月や星、特に冬の
空に輝くオリオンやスバルは魅力的でした。
普段無口な夫もこのときとばかり、星座や
星の薀蓄を並べ立てていました。
夕暮れの人家の明かりは暖かさと優しさが
感じられますね。

投稿: hiro | 2009年12月25日 (金) 15時36分

pencilossさんへ
空気のきれいなところほど星はきれいなので、北海道の星空はさぞかしとうらやましく思います。
でも、寒くて夜星を眺めるなんて大変そうですね。
みどりは暗くなると、狐や狸がそこらへんに出てくるので、緊張しまくっています。
とても絵にならないんですよ(笑)


pencil吾亦紅さんへ
みどりの散歩で暗くなってから歩くことが多いので、最近は月や星を見上げると、その位置や光りかたの違いに気づいて、ああこんなこともよく知らないな~って思います。
寒いと家にこもりがちだけど、冬の夜空はとてもきれいです。
最近は、ゆっくり星を眺めることもなかったので、とても新鮮な気持ちになります。
お互い夫婦ともども、星や花を眺めて、これからも元気に暮らしていきましょうね。


pencilHappyばあばさんへ
毎日空を見上げて暮らしていらっしゃるばあばさんには、私の感動わかっていただけましたか?
当たり前のことも、人に指摘されて、 はじめて気づく。
この歳でもまだまだ気づかなかったことに気づかされる。
文に書くとお恥ずかしいような話です。
冬の夜空は、想像力をたくましくしますね。
もっと星がたくさん見えただろう古代に神話が生まれたのは当然ですね。
夕暮れ時、ポツポツと灯りが増えていく様子は、灯火の下の人の生活を感じさせて、いいですよね。

投稿: ネモフィラブルー | 2009年12月24日 (木) 16時12分

この頃とんと夜空を眺めるチャンスがありません。テニスのナイターに通っていたころはありましたが、夜遊びもしなくなりました。
里山の夜空は見ごたえがありますね。
みどりちゃんと貴女と・・想像して絵になりな~と。(^^)

投稿: oss102 | 2009年12月24日 (木) 11時15分

こんばんは~~
冬の澄み切った空気の一番星、輝いていますね、地球規模のお話、時々は見方を大きく見る事も、必要ですね、小さな悩み事も何とか
過ぎていくような気がしてきます、いつも
ブルーさんの考え方に共感し生き方を教えられます、今は家の中ばかりで、気持ちも萎縮しがちですが、元気を貰ったような気がします、深呼吸して背筋を伸ばして見ようと思います、みどりちゃんとの散歩は、心丈夫ですね、私は家の中で自転車こぎやってます。

投稿: 吾亦紅 | 2009年12月23日 (水) 23時41分

ネモフィラブルーさんの感激が伝わってきます。
私も毎朝毎夕空を眺めているので、だいぶ星のことも興味を持ってみるようになりました。
流星群もこの夏以降よく見ました。
あれもお月さまが新月に近いときよく見えるんですよね。
煌々とお月さまが輝いていると見えにくいんだそうです。
当たり前なのにそう言われなければ気がつきませんでした。
宇宙の営みはチクタクチクタクいつも続いているんですね。
気がつかなかったり、見えなかったりするだけ。
私もこの年になって知ったことですcoldsweats01
{夕暮れてくると、灯りとともに、人の暮らしと暖かさも見えてきます。}
私も夕暮れ大好きです。

投稿: Happyばあば | 2009年12月23日 (水) 16時51分

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