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2007年11月 6日 (火)

「えーん、えーん」って泣いちゃった

日曜日は、夫と一緒にみどりの散歩に行った。
カワセミの見える池に行こうと麓に車をおいて、少し里山の上のほうへ出向いた。
こんな鳥を眺めながら歩いていたら、

 カッカッと鳴いているジョウビタキ♀
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             夫によるとカシラダカ♀
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いつものように、林の中に入ったり出たりしていたみどりが、突然「キャン、キャン」と大きな声で吠えながら奥のほうへ入っていった。
こういうことは、よくある。うさぎか、タヌキか、鹿か、なにかに出合ったのだろう。
いつもは、すぐ逃げられて帰ってくるが、きょうは違った。

きゃんきゃんと吠える声が、どんどん遠のき、林の奥を抜けて、小さな山のむこうに消えた。
「大丈夫、帰ってくる」と言ってしばらく待っていた夫も、さすがに声が聞こえなくなって、長いので、「みどり、みどり」と大声で呼びはじめた。
どの位の時間なのか、ずいぶん長く感じたけど、二人で手分けをして、いろんな道や丘を叫び続けて探した。
山道と言っても、林業用に道は整備されているので、車で探そうと、夫を残して私は車を取りに下った。
車か、畑で待っていたらもしかしたら帰ってくるかもしれない。
そんな、かすかな期待をしながらも、どこかの谷に落ちたのではないか、鹿の角に突かれたのではないか、荊に引っかかって身動きできないのではないかなど、悪い想像ばかりして悲しくなって、呼び声も力なくなってきた。

麓におりて、角を曲がって車が見えた。
車の陰に、みどりが座っていた
びしよびしょに濡れ、疲れきった様子で、立ち上がって側へ寄ってきた。

声を上げて泣いたのは、何十年ぶりだろう。
私は、みどりを抱きしめながら、「え~ん、え~ん」としゃくりあげていた。

自由にさせてやるには、危険をともなう。
それでも自由にしてやりたいのは、子育てに似ている。

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青い花々(110)
アキノタムラソウ

夏から、野山のあちこちでたくさん咲きます




いままでの、青い花々をサイドバーに載せました。
開けると、空色で、なんだか少し幸せな気持ちになります。

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コメント

kyutarouさんへ
kyutarouさんの名前は、そのわんちゃんの名前を使ったのですね。
どんなに愛していたのかわかりました。
動物は帰省本能があるとききますが、ちょっと山奥だったので、ほんとに心配でした。
みどりのほうが、適切な判断を早めにしたということになります。
「みどり、賢いな~」と泣き笑いでした。

投稿: ネモフィラブルー | 2007年11月 9日 (金) 10時23分

コーラルさんへ
前に飼っていた、アイリッシュが亡くなったときは、2度と飼うまいと思いました。
でも、犬のいる生活が忘れられない夫は、やや強引に私を説得してみどりがきたのですよ。
八ヶ岳の大学の温室で、大きな(高さ2m)オーストラリアンベルの鉢植えを見ました。
温度の低い設定の温室でしたが、花がいっぱい咲いてて感激でした。
ぜったい、あんな大鉢に仕立てるぞと大決心してきました。

投稿: ネモフィラブルー | 2007年11月 9日 (金) 10時17分

ぴぴさんへ
子供もペットも、親や飼い主が唯一頼りという点でしょうか?
でも、子供は少しずつ自立していけるけど、ペットは保護なくしては生きてゆけない。
いつまでも、子供のようなものですね。
ペットなりにいろいろ、考えていることもあるようで、知恵比べしていることもありますよ。

投稿: ネモフィラブルー | 2007年11月 9日 (金) 10時07分

ossさんへ
そうでしたね。フーちゃんの脱走は覚えています。
あまりに広い場所、危険がいっぱいの場所でいなくなったので、ほんとに心配しました。
私も、声が出るほど泣いたのは何十年ぶりでしょう。
「青い花々」は、何しろ、名前や性質を良く忘れるので、まとめて見ました。開くとホッとします。

投稿: ネモフィラブルー | 2007年11月 9日 (金) 08時43分

こんばんは~
とっても心配でしたね、我が家にもキュウタロウが居たころ、良く探しました~~
悪いほうにばかり考えてしまうものですよね、でも犬は賢いですよ~入り口明けて待っていると、いつの間にか自分の小屋に入ってましたね~思い出します、みどりちゃんも
おりこうですね我が家にたどり着いて、ブルーさんに抱きしめられて嬉しかったでしょうね、ウルウルきました~~(^_^;)

投稿: kyutarou | 2007年11月 8日 (木) 22時19分

みどりちゃん、無事で良かったですね。
ペットがいなくなると(行方不明)、ほんとに心配です。
亡くなったときの喪失感は・・・、いわずもがな・・・ですね。
そんな思いをしたくないから、二度と飼わないと決めていたのに、
いまや4匹の猫と同居中。

青い花々の写真を見ると、あー私も青が好き!と気づかされます。

投稿: コーラル | 2007年11月 8日 (木) 22時10分

怪我もなくよかった・よかった。
子供・幾つになっても心配ですが、
小さい時の接し方^^と違ってきますが
動物は歳を取ってるはずなのに 小さい時のあの感情そのままで何が違うのか不思議です(反発しない?)猫を飼った事がありますが、亡くなった時のあのさみしさ・・・また飼ってみたい今だに迷っています。

投稿: ぴぴ | 2007年11月 8日 (木) 15時00分

3月のまだ寒いときフウロが家を出てしまって8時間の間、同じ気持ちを味わいました。
うえ~~んとは泣かなかったけど・・・
声を出して泣いたのは???思い出せない。
みどりちゃん、ネモさんの涙ショッパカッタ?甘かった?

青い花図鑑、素敵ですね。うっとりでした。

投稿: oss102 | 2007年11月 8日 (木) 11時23分

ゆさんへ
子供の病気ほどつらいものはありません。
ゆさん、つらかったね~。
元気な三人の子供の顔が揃っているのが、一番幸せですね。退院できてよかったね。
子供は、大きくなるにしたがって、だんだん体力がついて、抵抗力もつくので、あせらず待ちましょう。

投稿: ネモフィラブルー | 2007年11月 8日 (木) 10時45分

ポエポエさんへ
ご心配おかけしました。
ラッキーちゃんは、こんなことはないでしょうね。ペットを飼っていると、話してくれないぶん、わからないで心配なことがあります。何に逢ったんでしょう?
みどりは、良い判断をしてくれて、助かりました。
山では、たまに野生化した犬に会います。いろんな目に逢ったのか、人をとても警戒します。あんなふうになるのでは、との想像も頭をかすめました。

投稿: ネモフィラブルー | 2007年11月 8日 (木) 10時37分

つれづれさんへ
いつも何事がおころうと、慌てず騒がずの将軍様も、さすがにまいっていました。
帰ってきて、みどりにお説教をしていました(笑)
神妙な顔で聞いていたので、しばらくは勝手な行動はしないでしょう?かな?
「青い花々」たくさんになったでしょう。
すぐ忘れるので、こうしておくと便利かなと、数日前からあらためて検索しながらまとめました。
間違いがあったら教えてください。
ヤナギバキキョウは、やっぱり、つれづれさんのご指摘どおり、モモバキキョウでした。
手書きの名札がまちがっていたので、苗やさんのごもっともな説明を信じていました。

投稿: ネモフィラブルー | 2007年11月 8日 (木) 10時23分

ちひろさんへ
一緒に心配してくださってありがとうございす。
みどりのほうが、機敏に行動できたようです(笑)
とにかく、何事もなくてやれやれでした。
子育ては、皆いろいろありますよ。
ペットと違うのは、いつまでも保護のもとにはなく、必ず親を超えていくということです。
淋しい反面、自立させるのが親の務めなので、喜ばないとね。
ちひろさん、子供は子供の人生を自分で切り開きます。
親は「いつでもここで待ってるよ」と発信しておいて、自分の人生を生きましょう。
私は最近、そう思っています。

投稿: ネモフィラブルー | 2007年11月 8日 (木) 10時02分

あきのさんへ
ご心配をおかけしました。
いまや、子供と変わりない存在になっているようです。
「青い花々」見ていただいてありがとうございます。並べてみると随分たくさんでした。
自分でも、名前や育て方をすぐ忘れるので、こうしておくと便利かな~と。

投稿: ネモフィラブルー | 2007年11月 8日 (木) 09時50分

Happyばあばさんへ
優しい方がいらして、ほんとによかったですね。声を出して泣けちゃいますね。
保険所の犬の悲しそうな目を思い出すと、なにが運命を分けるのか?犬自身は何も分からないだけに哀れです。
動物を飼うと、いろんなリスクを背負うことになることがわかっているのに飼ってしまう。
きっと、こちらのほうが、癒されたいのです。

投稿: ネモフィラブルー | 2007年11月 8日 (木) 09時46分

chiyomiさんへ
みどりのほうが、早く適切な判断をしたということになりますか。
どんな、気持ちで待っていたのでしょうね。
chiyomiさん、最近でも声を出して泣く事あるんですか?幸せいっぱいのchiyomiさんに何があるんだろうと思っちゃいます。
うれし泣き?
声を出して泣いたら気持ちよくて、もっと大声で泣いたというのは、chiyomiさんらしくて、それこそ笑い話ですね(笑)

投稿: ネモフィラブルー | 2007年11月 8日 (木) 09時31分

咲子さんへ
ペットを飼うと、こういうことがあることも覚悟していますが、実際に遭遇するとあわててしまいます。
ククちゃんは小さいから、手元から離れるとよけい心配ですね。
うちに帰ってくるという話はよく聞きますが、外は危険だらけで、ほんとに心配ですね。過信してはいけないなあと感じています。

投稿: ネモフィラブルー | 2007年11月 8日 (木) 09時24分

こどもの入院中は、何度もしくしく泣きました。でも「え~ん、え~ん」と泣いたのはいつだったか思い出せないです。
本当に無事でよかったです。

投稿: ゆ | 2007年11月 8日 (木) 09時10分

あぁ、よかった~。読みながらドキドキしてしまいました~。
よく、車に戻ってこれましたね~。みどりちゃん、偉かったね~。
ほんとに、自由にさせてあげるのは、危険と隣り合わせなんですものね~。
何事も無く無事に戻ってこれて、よかったです。ほんとにお疲れ様でした。ネモフィラブルーさんも、ゆっくり休んでくださいね。

投稿: ポエポエ | 2007年11月 7日 (水) 22時17分

みどりちゃんもネモフィラブルーさんも
将軍様も みんなドキドキしましたね。
結末がハッピーでホントよかった。
ネモフィラブルーさんの涙は みどりちゃんの心に染み込んでいったと思います。
空色ガーデンらしいフォトアルバムを
みてきました。
何回繰り返し見てもあきないのはなぜでしょう。青の魅力ってすごいです。

投稿: つれづれ | 2007年11月 7日 (水) 22時08分

「えーん、えーん」ドキドキしながら急いで読んでいきました
ミドリちゃん何を追いかけたのでしょうね~
ちゃんと車の所で待っているなんてお利口です(みどりちゃん偉いね)
終わりに子育てに似ているとのお話し・・
思わず胸がジーンとあつくなりました
ひとり娘の子育て色々ありました嬉しかった事もどうして・・と悲しく辛かった事も娘しか見えなくなった事も沢山沢山です
あの頃の私を娘はどう思っていたのかなぁ

投稿: ちひろ | 2007年11月 7日 (水) 20時45分

青い花たちを見てきました。図鑑のようで、よく編集してありますね。何か知りたくなったら、ここを見させていただきます。

投稿: あきの | 2007年11月 7日 (水) 19時05分

みつけるまでの不安、いっしょに心配して走り回った気分で、読みました。
よかった~っ。
こういうことがあると、いっそう可愛くなりますね。

投稿: あきの | 2007年11月 7日 (水) 19時00分

無事もどってよかったですね。
一度だけ犬を飼ったことあるんですが、
転勤になり一軒家を探したにもかかわらず、大家さんが犬は絶対ダメと、ガンとして譲ってくれず、途方にくれました。
いろんな所にあたりましたが、日にちもなく、引き取り手が見つからず途方にくれました。
引越し当日ご近所の方が「見つからないなら、うちに置いていきなさい」と言ってくださり、そのときは本当にオイオイ声あげて泣きました。保健所行きにならずにほんとによかったです。

投稿: Happy ばあば | 2007年11月 7日 (水) 17時55分

車の所まで戻ってこれたみどりちゃんは本当にえらかったね。
今までの心配でいっぱいになっていた気持ちがほっとしたとたん、子供のように声をあげて泣くブルーさんになってしまったのですね。
みどりちゃんが無事だったからブルーさんは声を出して泣けた。先日声を出して泣いているうちにその気持ちよさに気付きもっと声を張り上げてしまったchiyomiさんでした。
笑い話にできてよかった。

投稿: chiyomi | 2007年11月 7日 (水) 07時20分

今日は みどりちゃん無事で良かったですネ。ネモフィラブルーさんとご主人様の気持ち手に取る様に解ります。呼べど帰ってこない時の不安な気持は堪らず心も焦ります。抱いて大泣きその気持ちも痛いほど解ります。でも良かった、自由と危険ペットを愛するものみな同じだと思いますネ、私もククが手から外れ一人家に帰った時を思い出しました。頭の中をよぎる事は皆同じですネ・・でも良かった。

投稿: 咲子 | 2007年11月 6日 (火) 15時58分

micoさんへ
ワーワーと泣く子供の気持ちがよくわかりました(笑)
こっちの声が聞こえたら、「わん、わん」と啼いてくれたら、早く見つけられるのですが。広い里山では、どこにいるのかさっぱりわかりません。
みどりのほうが、機敏に判断したということになりますか。
「青い花々」見ていただいてありがとう。
並べてみると、ずいぶんたくさんです。

投稿: ネモフィラブルー | 2007年11月 6日 (火) 14時54分

となりのとまとさんへ
過ぎてみれば、ああよかったです。
普段は、私達を見失わないように、振り返り振り返り前を歩いていますが、動くものを見たら、本能発揮です。
山の林の中を走っても、野生にはすぐ負けて、見失ってしまうのですが、この度はすごい鈍くさい相手だったようです。
誰だったのでしょうか?
その通りです。ぺろぺろと嘗め回してくれました(笑)

投稿: ネモフィラブルー | 2007年11月 6日 (火) 14時49分

NaNaさんへ
お利口なみどりでした。
でもとっても疲れていて、うちに帰るとぐったりと、身動きもせず一日中寝ていました。
きっと、必死で探し回っていたのだと思います。

投稿: ネモフィラブルー | 2007年11月 6日 (火) 14時40分

ジェフママへ
いつものんきな夫も、さすがに必死で探していました。
隣の谷の上のほうですが、山の中にはいってしまったら、探しようがありません。
どんどん、下に降りたので、私達の姿が見えなかったのだと思います。
ちゃっかり「ここで待っていようか」ってかんじで、先を越されました(笑)
しばらくは、きっとお利口さんでしょうね。

投稿: ネモフィラブルー | 2007年11月 6日 (火) 14時36分

マウンチョ!!さんへ
みどりを見たときは、ほんとにうれしかったです。
きっとこちらの声が遠くに聞こえていたでしょうが、見えなかったと思います。
相当遠くに行っていたはずなのに、車をよく見つけてくれたものだと思いました。
さすがに昨日からは、振り返りながら歩いているみどりです(笑)

投稿: ネモフィラブルー | 2007年11月 6日 (火) 14時24分

みどりちゃんどうしたんだろうとどきどきしました、
無事に帰ってきて良かったですね。
声を上げて泣いた気持ちがよく分かります。
青い花々楽しませていただきました、
沢山の種類を集められましたね。

投稿: mico | 2007年11月 6日 (火) 14時22分

minigardenさんへ
声をあげて泣いちゃうことあるんですね。
しくしくなら、何度もありますが、喜びと安心が声になったって感じです。
ソット・ボッセのイノセントビューに癒されていますよ(笑)

投稿: ネモフィラブルー | 2007年11月 6日 (火) 14時15分

あ~よかったと胸をなで下ろしました。
みどりちゃん、口がきけたらいろいろと話してくれたでしょうね。
いったい何が起こったのでしょう。
でも、お利口さんでした。
ちゃんと車の所へ戻って来て待っていたのですね。
エーン、エーンと泣いたネモフィラブルーさんの涙を
みどりちゃんが優しくなめてくれたでしょう?

投稿: となりのとまと | 2007年11月 6日 (火) 14時01分

みどりちゃんお利口ですね。ちゃ~んと車に戻っていて・・・・読んでいてドキドキしたのですからネモフィラブルーさんもドキドキが良くわかります。。。良かった(^_^)

投稿: NaNa | 2007年11月 6日 (火) 13時25分

みどり。。。あぁ 戻って来てて良かった。
文章を辿って読んでる途中に心配になって
どうしたら良いのかなんて気持ちが慌てたよ。
でも 冷静になったら こうやって
ママがブログにアップしてるって事は 
大丈夫なんだ!!って気が付いた
ε-(´・`)フー

うちもジェフと毎週 山に行ってるから
同じ気持ち。
それでも でも!やっぱり自由にしてやりたいものね!

投稿: ジェフまま | 2007年11月 6日 (火) 12時32分

みどりちゃん 見つかって本当に良かった。
見つかるまでの時間 本当に長く感じたでしょう・・・。
私だったら 旦那と二手で探せたでしょうか、、おどおどして役に立つかどうかも。。
自由にしてあげると言うことは、こんな心配もあると言うことなんですね。

みどりちゃんは子供と一緒、子育てと一緒なんですね。

投稿: マウンチョ!! | 2007年11月 6日 (火) 11時49分

みどりちゃん、車のところにいてくれてよかったですね。
ネモフィラブルーさんのどきどきが伝わってくるようでした。
この歳になっても私も声を出して泣いちゃうことあります。(滅多にはないけど、でもある。)年齢、関係ないんですよね。
みどりちゃん、愛されてますね~!

投稿: minigarden | 2007年11月 6日 (火) 10時55分

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