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2007年10月 2日 (火)

里の秋

亜熱帯の地から帰って、里山に行くと、今年はずいぶん遅れて咲いた彼岸花と、稲刈り後の田んぼでたわむれる白鷺が美しい。
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秋という季節がこんなに美しく感じるのは、
暑い夏が長かったせいか?
常夏の国を見てきたせいか?

Photo 小さな小さなヒヨドリジョウゴの花にもっと小さなクモがいます
もうすぐ、かわいい赤い実になります




赤トンボは日を背に受けて、ちょんちょんちょんと3羽並んでいます。
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   しずかなしずかな 里の秋
       お背戸に木の実の 落ちる夜は
               ああ 母さんとただ二人
                    栗の実煮てます いろりばた  


子供のころ、"里の秋"の歌を口ずさむと、この家の父さんはどうしたんだろ?と思っていました。
母さんは父さんと別れた?
父さんは若くして亡くなった?
嫁がなかった娘と老いた母?
それとも?

それともだということは、少し大きくなって3番の歌詞を知ってわかりました。

   さよなら さよなら 椰子の島
         お舟にゆられて 帰られる
             ああ父さんよ ご無事でと
                  今夜も母さんと祈ります   (作詞 斎藤信夫)


フィリピンの海上には、密林に覆われた大小無数の島々があります。
実際に見る密林は、とても深く、とても広く、とても高く、人なんか寄せ付けないように見えました。
あの深い密林を分け入った多くの父さん達が、還らなかったことを想いました。

きっともう一度、こんなにも爽やかで美しい日本の”里の秋”に、どんなにか帰りたかったことでしょう。

         

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コメント

笑顔のたんぽぽさんへ
ホントニね。
喜び勇んで海外に行っても、3日もすると帰りたくなります。
いつも、離島ばかり行くからかもしれませんが。
白鷺は、水辺が近いから多いのだと思いますが、たくさんいますよ。
みどりの山里に舞う姿は、とてもきれいです。同じ日本に見たこと無い人もあるってことに驚きました。

投稿: ネモフィラブルー | 2007年10月 9日 (火) 10時16分

お久しぶりです~~
お帰りなさい^^楽しいバカンスを過ごされて良かったですね~~日本が一番って感じる瞬間は飛行機からおりた瞬間ですよね
赤とんぼ素直に並んでいますね^^
里の秋 忘れていた歌です よく歌った歌だったのに・・・。白鷺は見たことがないので
一度お目にかかりたいです。

投稿: 笑顔のたんぽぽ | 2007年10月 8日 (月) 20時48分

ちひろさんへ
無事帰ってきました。
帰るとすっかり秋になっていて、日本のよさをあらためて感じました。
秋はなんだか物悲しく、幼い頃や、ふるさとを思い出しますね。
里山にいると心癒されます。

投稿: ネモフィラブルー | 2007年10月 5日 (金) 20時21分

ポエポエさんへ
写真誉めていただいてありがとうございます。
里山は、たくさんおもしろい被写体があるのですが、なかなかきれいには撮れません。
適当に撮ってきて、使えそうな分だけ、カットしたり、拡大したりして、上手そうにみせています(笑)

投稿: ネモフィラブルー | 2007年10月 5日 (金) 20時14分

ご無沙汰しました~そしてお帰りなさい・・・
セブ島沢山楽しまれましたね・・・

里の秋
白鷺と彼岸花、里の秋、いいですね(タイトルにピッタリです)
彼岸花は何となくもの悲しい感じでやっぱり秋の花ですね

投稿: ちひろ | 2007年10月 5日 (金) 15時38分

ワ~♪ 素敵な写真ばっかりでビックリです~♪
白鷺と彼岸花。並んだ赤とんぼ。とてもいいショットですね~♪
それに、ヒヨドリジョウゴ♪
あんな小さなお花をアップにして、それより小さなクモを一緒に撮るなんて、すご~い!です~♪

投稿: ポエポエ | 2007年10月 5日 (金) 12時13分

つれづれさんんへ
やっぱり、検索の達人。
そんな裏話があったんですね。
この詩で、引き上げ者の同胞激励になるんですかね~。
でも、戦後は「無事を祈る」と公に言ってもよくなったってことですね。
なにはともあれ、バンザイなんて言って、息子や夫を戦場に送り出す母や妻になってしまう狂気の戦争が2度と起きないことを願うばかりです。

投稿: ネモフィラブルー | 2007年10月 5日 (金) 00時49分

ロココさんへ
私も、ロココさんの記事は読んでますよ。
なんだかいっぱいコメントがあって、忙しいのに大変かな?とちょっと遠慮しましたが、見事な花壇の写真に驚きました。
わーっと花盛りですね。それにしても広い花壇です。
仕事もして、苗作りもして、ブログもまめに更新して、タフタフ。
ロココさんの実家は、のんびりした里の秋そのものですね。

投稿: ネモフィラブルー | 2007年10月 5日 (金) 00時33分

chiyomiさんへ
まずは、お父さん、巨人優勝おめでとうございます。満面の笑顔がうかびます。
豊岡ははるか遠いんですか。
お父さんはコウノトリ見られたんですね。
TVでも、大きいと言ってました。
コウノトリが絶滅寸前だから、日本は赤ちゃんが減るのも無理ありませんね???

投稿: ネモフィラブルー | 2007年10月 5日 (金) 00時23分

ムムムさんへ
日本の四季は美しい。
里山に行って、あらためて感じました。
待っても待っても帰らない、無事かどうかもわからない。どんなにつらい日々でしょう。
めぐみさんのご両親が、とても理性的で立派な方だけに、うちに秘めた気持ちを察して、辛くなります。
そういえば、曽我ひとみさんが、日本の唱歌をいっしょに歌っていたと話してましたね。

投稿: ネモフィラブルー | 2007年10月 5日 (金) 00時12分

里の秋は大好きな歌ですが2番までしかしりませんでした。3番まであってそれがこんな歌詞だったとは・・・。私は てっきり お父さんが無くなった母と子だと思っていました。
検索して、「外地引揚(ひきあ)げの同胞激励(どうほうげきれい)の午后(ごご)」というNHK特別番組のために3番の歌詞ができたことをしりました。曲のイメージが変りそうです。さみしすぎる秋の歌に・・・

投稿: つれづれ | 2007年10月 4日 (木) 23時53分

ネモフィラブルーさん、お帰り~\(~o~)/ と言っても、コメント無しでうかがってはいたんですが。

アッ、のどかな里山の風景、いいな~・・・と思って読み始めたら、なんて悲しい"里の秋"、こんな悲しい歌だとは思っていませんでした。ネモフィラブルーさんの感性にビックリです。

投稿: ロココ | 2007年10月 4日 (木) 20時26分

先日実家で10mも離れてないところにしらさぎは飛んできていましたが、コウノトリははるか豊岡です。
羽を広げるとほんとに大きくて、豊岡の工事に行っていたお父さんもびっくりしたそうです。
コウノトリや朱鷺が普通の生活の中にあった…豊かな生活を楽しむことを知ってしまった人間には取り返すことのできない自然です。

投稿: chiyomi | 2007年10月 4日 (木) 20時02分

南の島の画像もよかったけれど、こうやって見る日本の秋の風景が一段といいなと感じました。里の秋は3番を読んだこともあったはずなのに、すっかり忘れ、ブルーさんの2番までの書き込みに、お父さんは?と同じ疑問。どんなにか帰りたかったか・・ブルーさんの感性に触れて、そうだよなと思いました。・・そしてめぐみさんのことを連想してしまいました。

投稿: ムムム | 2007年10月 4日 (木) 18時31分

マウンチョ!!さんへ
秋らしい、綺麗なショットが撮れました。
白鷺が、うまく彼岸花のところへ降りてくれました。
朝晩はすっかり秋らしく涼しくなりましたが、きょうも日中はとても暑い日でしたね。
こんな時期に彼岸花が満開で、彼岸花とも呼べなくなりそうです。

投稿: ネモフィラブルー | 2007年10月 4日 (木) 16時02分

kyutarouさんへ
フィリピンの密林は実際に見ると、圧倒されるほど、高くて広く、こんなところに入り込んだら二度と出られないだろうと思いました。どんな思いで、若い兵隊が、日本と同じ月を眺めていただろうと切なくなります。
平和ボケも、ずっとボケていられる環境なら、それはそれで平和なことですが。

投稿: ネモフィラブルー | 2007年10月 4日 (木) 15時50分

日向夏さんへ
たまたま、いいショットが撮れました。
安物のカメラなので、ズームすると少しボケます。サギくらいの大きな鳥が限界です。
日本の四季は、本当に美しい。
外に出て、あらためて日本の美しさに気づきます。

投稿: ネモフィラブルー | 2007年10月 4日 (木) 15時34分

chiyomiさんへ
日本の古い唱歌は、この年齢になってあらためて詩を味わってみると、こんな意味深かったのだなと思います。けっこう、物悲しい詩が多いんですよね。
chiyomiさんも、私も感受性の強い少女だったようですね。私は、今はたくましいおばちゃんに成長しました。
白鷺は、今子供連れでたくさん飛んでます。
そちらのほうは、例のコウノトリは見えないのですか?豊岡は方向が違うんだっけ。

投稿: ネモフィラブルー | 2007年10月 4日 (木) 15時30分

彼岸花と白鷺の写真 素敵ですね。
日中はまだ暑くて、秋とは思えませんが・・・、
この写真を見ると やっぱり秋なんだな・・・、って感じます。

唄の歌詞、、何だかキュンとしました。。

投稿: マウンチョ!! | 2007年10月 4日 (木) 09時18分

ブルーさんこんばんは♪
白鷺と彼岸花、コントラストが良いですね
日本の風景ですね、
何時もながらの文章に心が熱くなりました
どれほどの人達が故郷をわが子を想ったことでしょうね、平和ボケした自信の心を反省する機会になりました、アリガトウ・・・

投稿: kyutarou | 2007年10月 4日 (木) 00時19分

 外国は、ある意味素晴らしい風景があるけど、日本の風景だって素晴らしいですね。見直さなければいけません。新たに発見した風景をどんどん写真に納めて見たいものですね。彼岸花と白鷺、いい風景ですよ。

投稿: 日向夏 | 2007年10月 3日 (水) 21時12分

“里の秋”は何度も歌いながら大きくなりました。
歌いながらさみしくなりました。
そうですね。お母さんと二人いろり端でお父さんを思う少女の思いの向こうに、妻と娘を気遣う夫、父の思いがあるのですね。
ブルーさんの里の秋は、おだやかな色です。
しらさぎは近くで見ると結構大きいのですよね。

投稿: chiyomi | 2007年10月 3日 (水) 19時37分

Happyばあばさんへ
フィリピンやインドネシアの島々で多くの兵隊がなくなっているので、こんな暑いうっそうとしたところでと切なくなったのです。
白鷺はわりとそばに行くまで逃げないので、撮りやすいですよ。
ペイントショップというソフトと、カメラに付いていたソフトを使っています。
見せたいところだけ、切り取るので、上手く見えます(笑)
いろんな機能があるのですが、ほんの一部しか使いこなせていません。

投稿: ネモフィラブルー | 2007年10月 3日 (水) 18時15分

あきのさんへ
フィリピンの密林を見て、こんな中を日本の兵隊は逃げ回っていたのかと、かわいそうでなりませんでした。
いつか書きたいなと思ったら、里山でこの歌を口ずさんで、3番の詩の重さに気がついたのです。
面白いと言っていただいてうれしいです。

投稿: ネモフィラブルー | 2007年10月 3日 (水) 18時03分

micoさんへ
ヒヨドリジョウゴってとっても小さいけど、かわいい花ですよね。ほんとにヒヨドリがたくさん食べるんでしょうかね。
子供のころは意味もわからず歌っていた唱歌がたくさんあります。
ホント、思わず口ずさんでしまいますね。

投稿: ネモフィラブルー | 2007年10月 3日 (水) 17時50分

ossさんへ
彼岸花も白鷺もあちこちで見られるのですが、このように絵になる光景に出合ったのはラッキーでした。
だいぶ離れているのですが、拡大しているのでそばで見ているようでしょう?

投稿: ネモフィラブルー | 2007年10月 3日 (水) 17時40分

里の秋からフィリピンに想いがつながっていくのが、ネモフィラさんの感性だと
すっかり感心してしまいました。

しらさぎうまくとれましたね。
動くものをとるのは、ホント難しい!
それに写真を丸くカットしたり細長くしたりってどうするんですか?

そっちにも興味がいってます。
また教えてくださいネ。

投稿: Happy ばあば | 2007年10月 3日 (水) 12時35分

「ああ、母さんと…♪」がこんな風に発展するとは、なかなか面白いですね。

投稿: あきの | 2007年10月 3日 (水) 12時31分

おはようございます。
彼岸花と白鷺の写真が素敵ですね。
ヒヨドリジョウゴの花、今年はまだ見てなくてこちらで楽しませていただきました、赤い実も綺麗ですよね。
♪里の秋♪思わず口ずさんでしまいました。
胸が痛くなりました。

投稿: mico | 2007年10月 3日 (水) 09時01分

素敵な詩的な文章にジーンと来ました。
彼岸花と白鷺、こんな美しい取り合わせが現実にあるのですね。

投稿: oss102 | 2007年10月 2日 (火) 22時13分

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