セブ島から③(島の生活)
今まで行ったリーゾートアイランドと違い、女二人で、のんびり街を散策するのはちょっと不安で、市内観光の時間を割いて、普通の人々の生活の場へのガイドを無理やりお願いしました。
あちこちの市場は、夕方近くになると、人や車でにぎわいます。
自転車の横にホロをつけただけの乗物(5人も乗っているのを見ました)、10人乗りくらいの乗り合いバスが、庶民の足のようです。
子供達は、くったくなく、カメラを向けると、すぐ笑顔でポーズをとります。
八百屋さん 肉屋さん 魚屋さん
青いバナナを焼いて、砂糖をかけて売っています。
一串に2本刺して、約15円。とても美味しい。
パンやさんもたくさんあって種類も多く、とても美味しく、たくさん買って食べました。
日本の菓子パンより少し小さくて、一個約10円。
なぜか、パン屋さんはどこも小ぎれいでした。 島の大きな産業に、ギターの生産があります。
スペイン統治時代からの伝統産業も、手仕事の職人さんに支えられています。
私はお土産にウクレレくらいの小さなギターを、娘は小ぶりのギターを買いました。
街にはたくさん空き地があって、三々五々人々が集まり、若者が遊ぶのを眺めながら、涼んでいます。
まわりの草地には、放し飼いの牛、山羊、鶏が草を食み、多くの犬も遊んでいます。
50年前の日本でもよく見かけた懐かしい光景です。
数年前とちがい、普通のホテルのTVでも、リアルタイムでNHKのニュースが見られ、「クローズアップ現代」は、深刻な地球の温暖化について報じています。
「おはよう日本」では、コンビニの売れ残った食品を綺麗な工場で粉砕し、家畜の飼料にリサイクルする様子を写していました。
マニラ空港近くの上空から見えた、広いスラム街。
小さな子供を連れて、観光客に物乞いをする少女。
快適なホテルの門を一歩出ると、まだ貧しいフィリピンの影の部分が見えてきます。
また、豊かさにどっぷりつかった日本の暮らしにもどりました。
外の世界をまず見よう。そんな旅でした。
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コメント
ポエポエさんへ
最近は日本もいろいろ物騒ですが、アジアの国は、女性の観光客が自由に歩くのは不安なところがたくさんあるようです。
何だかんだ言っても、日本はとても豊かで、贅沢だと思いました。
NHKワールドという海外向けのチャンネルがあって、ニュースなどは日本とまったく同じです。南の島で朝日岳の初冠雪を見ていました。
投稿: ネモフィラブルー | 2007年10月 2日 (火) 23時09分
おかえりなさ~い♪
とっても充実した旅行だったみたいですね~♪
自由に出歩くのが危険、なんていわれると、いかに日本の治安がいいか、あらためて感じさせられますね~。
それでも、リアルタイムでNHKが見られるなんて、遠くても意外と近い(?)んですね~。
投稿: ポエポエ | 2007年10月 2日 (火) 17時33分
chiyomiさんへ
chiyomiさん、もう少ししたらお父さんといっぱい、どこでも行けますね。
うちも夫と行きたいけど、まだまとめて休みを取れそうにないので、娘を誘っているのですよ。
みどりの世話のこともあるし、なかなか一緒に出かけられません。
定年はうらやましいです。
投稿: ネモフィラブルー | 2007年10月 2日 (火) 00時22分
マウンチョさんへ
娘は、いろんな島へ行っているので、ほとんど娘任せでした。
ただ、フィリピンは、ツアー会社のガイドさんにずっと同行してもらいました。
ツアー会社やホテルのオプションコースなら安心ですよ。
きっといつか、娘さん達と楽しい三人旅ができるでしょうね。
一度行くと、どんどん平気になりますよ。
投稿: ネモフィラブルー | 2007年10月 2日 (火) 00時15分
あきのさんへ
あきのさんはタヒチに行かれたんでしたね。
私は、以 フィジーに行きましたが、やはり南太平洋のほうが、海の色がきれいで、町も安心でした。
でも、旅はそこの本当の生活を見てこそ面白いものですね。
投稿: ネモフィラブルー | 2007年10月 2日 (火) 00時04分
日向夏さんへ
今まで行った離島は、完全に観光用に開発された小さな島で、普通の人々の生活圏まで行くことはないので、娘と二人のときも、夫と二人のときも、自由に町に出かけていました。
セブは、人口3万ほどの町で、自由に出歩くのは、ちょっと危険です。
まだまだ貧しく、いろんな人がいるようです。
たくさんカラフルな花が咲いていましたが、そんな中で白い蘭は特別きれいでした。
投稿: ネモフィラブルー | 2007年10月 1日 (月) 23時55分
Happyばあばさんへ
5~6年前は、泳げなかったけど、一度サンゴ礁の海の中を見て以来、どうしても潜って泳げるようになろうとがんばって水泳教室に通ったんですよ。
いままでは、治安のいいところだったので、のんびり自由に出歩いていましたが、いくらリゾート地でもフィリピンは、いつもガイドさんと一緒でした。
幼い頃にタイムスリップしたような光景があちこちで見られ、豊か過ぎる日本の事を思わずにはいられませんでした。
孫達が大人になる頃はどうなっているんでしょうね。
投稿: ネモフィラブルー | 2007年10月 1日 (月) 23時42分
コーラルさんへ
さっき、Coral-Lifeへいって、コーラルニンフを見てきましたよ。
「おかえり」って咲いてました。
うちのは、きゅうに寒くなって少し勢いが衰えていますが、淡いピンクはちょっぴり暖かく、この季節にうれしい色です。
投稿: ネモフィラブルー | 2007年10月 1日 (月) 23時30分
ossさんへ
ossさんの跡継ぎになれそうなほど、行動的でしょう?
50%エネルギーを削減するためには、世界中が50年くらい前の生活にもどらないとできそうにないですよね。
危ういどころではないのでは?
投稿: ネモフィラブルー | 2007年10月 1日 (月) 23時23分
つれづれさんへ
いままでは、のんびり泳いでるだけの旅行だったんですよ。
この度は、そばに地元の人の生活があって、とても興味をそそられました。
携帯もゲームも持たないこどもたちは、貧しいけれど、明るい笑顔でしたよ。
綺麗なものもたくさん見たけど、暗くて、深い部分も見えました。
投稿: ネモフィラブルー | 2007年10月 1日 (月) 23時14分
ブルーさん おかえりなさい。
外の世界をまず見てみよう…いまだ日本の国から出たことのないchiyomiさんです。
それなりに出かけた娘は、一度も誘ってくれることなく嫁に行ってしまいました。
お嬢さんと濃密な時間を過ごすことができ、いい思い出がまた増えましたね。
いっぱいのお土産話と刺激をありがとう。
投稿: chiyomi | 2007年10月 1日 (月) 23時10分
ムムムさんへ
今まで経験しなかった旅でした。
旅はこうでなくっちゃと思いました。
この原住民の方々は、観光客が帰ると、この洞窟にもどって行くそうですよ。
太鼓をたたいたり、踊りを見せたりしているだけかと思ったけど、弓矢をひいて、その矢が川の対岸の木に刺さったときは、「本物だ!」とびっくりしました。
パラセイリングは高度がとても高く、娘は「お母さんは、止めといてよかったよ」と言ってました。ちょっと、不満でした。
投稿: ネモフィラブルー | 2007年10月 1日 (月) 22時50分
kyutarouさんへ
私も5~6年くらい前まで、カナヅチだったんですよ。
娘がダイビングをするので、水中の素晴らしさにあこがれ、泳ぎを習い、泳げるようになりました。自信を持てるようになったのは、2年後でした(笑)
海に潜りたい一心でがんばって、はじめてサンゴ礁に潜ったときは、こんな綺麗な世界があることに感激しました。
日本は、豊かすぎるってことも、あらためて痛感させられました。
投稿: ネモフィラブルー | 2007年10月 1日 (月) 22時36分
セブ島へ行かれたんですね・・・、やっぱり治安とか 心配じゃなかったですか?
娘さんとの旅行だと 旦那さんがいないぶん どうかなって思って。
私も もう何年かしたら、娘と旅行したいです、海外へね。^^*
たくましく生活している姿から、学ぶこと多いですよね。
投稿: マウンチョ!! | 2007年10月 1日 (月) 21時34分
セブ島でしたか。あそこには興味があります。ここでいろいろ教わりました。参考になります。
投稿: あきの | 2007年10月 1日 (月) 20時38分
そんなところに行ってたんですか。しかも、女性二人で・・・しょっちゅうこんな旅行してるんですか?
無事に帰れたんですね。良かったですね。写真を楽しみましたわ。白い蘭の花が印象に残りました。原住民の生活も、時々テレビなどで見ることはありますが、実際に見るとまた想いが違うでしょうね。
投稿: 日向夏 | 2007年10月 1日 (月) 20時33分
お帰りなさい。
潜るのがお好きだったんですか?
海の中は別世界でしょうね。
でもビビリの私には、出来そうにないですネ。
海にも何年いってないでしょうか・・・
セブ島がどこかも、すぐにはピンと来ず恥ずかしいかぎりです。
親は家族の為一生懸命働き、子は思いっきり遊ぶ。
当たり前の風景なのに、どうして懐かしく感じるのでしょうね。
日本はたくさんのものがあふれていますが、何か大事なものがそこには見えない。そんな気がします。
投稿: Happy ばあば | 2007年10月 1日 (月) 17時41分
ネモフィラブルーさん、お帰りなさい!
リゾートと現地の人々との出会いと・・・。
内面も充実された旅でしたね。
今日、コーラルニンフが咲きました。
おかあさん?お帰りなさいと、言っているようです。
投稿: コーラル | 2007年10月 1日 (月) 15時16分
お帰りなさい!!
泳いでタフに見て歩き・・・ハンサム青年と太鼓叩いて、ネモさんは行動的。
本当に日本は豊かですね。あやうい豊かさですが。
投稿: oss102 | 2007年10月 1日 (月) 14時41分
ネモフィラブルーさん お帰りなさい!
セブ島で過ごした時間が 数日だったとは
思えないような 充実感を感じる記事ばかりですね。
楽しみだけに留まらず 好奇心旺盛のネモフィラブルーさんが
そこここにいて うれしくなりました。
ますます磨かれた感性。これからも空色ガーデンから目が離せません。
投稿: つれづれ | 2007年10月 1日 (月) 12時00分
ネモフィラブルーさん、お帰りなさ~い。
ブルーさんの記事で、ゼブ島での優雅なリゾート地から島の生活まで、行ったことのない土地の様子、「外の世界」を少しかいま見ることができました。
秘境の地では本当にまだ洞窟の生活ですか。
娘さんのパラセイリングの様子を、ブルーさんはきっとよだれをたらして(m(__)m)見ていたでしょう?
投稿: ムムム | 2007年10月 1日 (月) 08時43分
ブルーさんお帰りなさい~
南の島の海は別世界でしょうね私はカナズチですが、生まれは瀬戸内海の島なんですよ
可笑しいでしょう・・・泳げる人が羨ましいです~ NHKのクローズアップ見ました日本の美しい四季はどうなるのでしょうね、
フィリピンはほとんど貧しいみたいですね
路上で物をねだる、子供達の画を見た事があります日本の豊かさからは想像出来ないですよね、原住民の若者と太鼓たたいたりエンジョイされて良かったです~ 一緒に楽しませて貰いました~・・・(^.^)/~~~
投稿: kyutarou | 2007年9月30日 (日) 22時49分