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2007年8月30日 (木)

あ痛たたっ。

0708180034_2  ことしの里山ガーデンは、さんざんだった。             
暑さが続き、雨が降らない。
水道がないので、雨水を貯めているが、とても間に合わない。
この暑さでは、近くの川から汲んでくる元気もなかった。
そのうえ、草を抜きにいく元気もなかった。

それでも、地に植えていると、、なんとか凌いでくれるもので、草原の中で、夏野菜はそこそこ、実ってくれた。

「3年目にしてやられた」と朝の散歩から帰ってきた夫が言ったのは、半月前。
サトイモ、サツマイモ、かぼちゃが全部むちゃくちゃにあらされ、あちこち土が掘り返されていた。
いのししの仕業らしい。まだ大きくなっていないのに、茎をかじり、まだ小さい小さい実を食い荒らしてしまった。

先日の日曜日、今年の冬は、他の畑のように金網を張ろうと、夫は少し山の上へ間伐材をもらいに行った。
私も張り切ってついていった。

0501010004 深い山の中に入るので、トンボや、蝶がたくさん。
赤とんぼは撮れた。
みどりが走ると、紋黄蝶が20~30羽、飛び立った。草の陰に休んでいたのが、一斉にひらひらひらひら。
わ~すごい。はじめて見る光景だった。
思わず、カメラを向けて、走ったとたん「すってんころりん」としりもちをついてしまった。

「あ痛たたっ」
おしりが痛くてすぐには立てず、べそをかいている私の顔をみどりがなめてくれるけど、笑うに笑えない。
病院にいくほどではなかったけど、おもいっきり打ったので、とにかく痛かった。
シップをなんども張りなおして、そっと立ったり、座ったり。
しばらく、座ることができなかったので、ごろごろ寝転んで暮らした。

やっと、少し楽になりました。
すぐに治らないのは、つくづく年を感じずにいられません。

「アハハ、まだ尻が青いな」と、夫は笑って、シップを取り替えています。

0708290014 急に秋めいて、雨ばかり。
毎年、こぼれ種で、あちこちたくさん咲く、サルビアコッキニアコーラルニンフ
珊瑚の妖精なんて素敵な名前も、やさしい色も、大好きな夏の定番が、遅れて咲いて今盛りです。

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2007年8月23日 (木)

老いて二人暮らす

駅前のスーパー○○堂の出入り口の自動ドアの前で、80歳くらいのおばあさんに声を掛けられた。
「○○堂は、どこから入るんですか?」
「ここですよ。一緒に入りましょう。」と返事をしたけど、なんだか不安そうな顔。
「おじいさんが、おらんのや」
「一緒だったん?」
「いいや、おじいさんは自転車で行ったんや」と言うので、しばらく一緒に待っていたが、おじいさんは現われない。
「もう帰るわ」とおばあさんは言い出した。
手をひいても、よぼよぼとしか歩けないのに、
「一人で帰れるん?」
「いいや、どないしよう、よう帰らんな~」
「電話して誰かに迎えに来てもらおうか?一緒に帰ったげようか?どこから来た?」
「でも家には、誰もおらん。どこかいな~」
住所も、電話もわかるものは持っていなくて、さてと困った。
すぐ近くに交番があるので、なんとか方法を相談しようと、おばあさんの手をひいて歩きかけたら、道の反対側に、汗だくで3輪自転車を手で押しながら、これまたよぼよぼのおじいさんが「どこにおったんやー」らしいことを叫んでいる。
一緒に家を出たが、3輪車のおじいさんは、さっさと先に着いて、いつまで待ってもおばあさんが来ないので、別の道を引き返して探していたらしい。

おじいさんに、「なんでもっと早く来んのや」と、きつく叱責されて、おばあさんは、下をむきながら、おじいさんの後をついて、とぼとぼ、よぼよぼと人ごみに押されながら歩いて行った。

きょうは、少し暑さがやわらいだので、二人で買い物に行こうと思ったのかな?
広いスーパーの中で、またおじいさんを見失うのではないかな?
あの3輪車に、荷物を積んで、暑い中、またよぼよぼと二人で歩いて帰るのかな?

二人の後姿を見送りながら、夏だと言うのに、かさかさした冷たいおばあちゃんの手の感触を思い出した。
体の弱ってきた老夫婦が、二人で寄り添って生きている。
介護保険なんてまだまだ使えそうにないな。
なんだか、切なくなって、涙がこみ上げた。


私も老いたら、とぼとぼ、よぼよぼと老いた夫の後をついて歩くのかな?
夫は、ちゃんと私に歩幅をあわせてくれるかな?


サザンクロスとミリオンベル
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夏の間、かわいい花を次々咲かせています。サザンクロスは、暑さに強く、虫もつかず、夏の優等生です。

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2007年8月20日 (月)

秘色(ひそく)色の花、クレサンドラリフレブルー

0708200013 愛読書に、「色の風景」(野呂希一・写真、荒井和生・文)がある。
Ⅰ(空と水)とⅡ(花と木)の2冊を持っていて、それはもう、暇さえあれば眺めている大好きな本です。
自然が織り成す、四季折々の風景や、花、木などの写真と共に、微妙な色の詳しい名前が説明されています。
その写真も、古典的な色の呼び名も、とても美しくて、何年も眺めているのに飽きません。
紅絹色(もみいろ)、一斤染(いっこんぞめ)、想思鼠(そうしねず)なんてどんな色だと思いますか?

去年の夏、1株10円というびっくり処分価格で3株買ったクレサンドラリフレブルー。
この花の色は、他の花には見られない不思議な青でした。
大切に、越冬させ、暑さと共にやっと咲いてきました。
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はてさてと、この本で調べてみると、この花の色は、秘色(ひそく)という名です。
”「源氏物語」に書かれているように、平安時代に宋から輸入された青磁の色。宮廷で珍重された色である。青磁色と呼ばれる色は、もっと青みが強いものを言う” と書かれています。微妙、微妙。
でも、なんて素敵なんでしょう。
紫式部も、珍しく、美しい青を愛でたのでしょうか?
清少納言は、「この器の色、秘色なるも、いとおかし」 な~んてね。

今朝咲いていた青い花達も、微妙に違います。

   秘色(クレサンドラリフレブルー)                空色(あさがお)          
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  0708200017 水色(ルリマツリ)       青色(ロベリア)      江戸紫(ハナデマリ)                                   
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2007年8月16日 (木)

映画「善き人のためのソナタ」

本年度のアカデミー外国語映画賞「善き人のためのソナタ」を観た。
ミニシアター系の映画は、見逃すことが多く、この映画もDVDになるのを待っていた。

ベルリンの壁がまだあったころの話、と言ってもほんの20数年前の話だ。
旧東ドイツの反体制の芸術家の家に、国家保安省の手により盗聴器が仕掛けられる。
盗聴したことを、国家に報告する義務を負う職員は、毎日盗聴するうちに、自由な思想、恋愛、音楽、文学にひかれ、心ゆり動かされていくようになった。
ついには偽の報告書を書いて、芸術家達の、西側へ国を告発する運動が見つからないように手助けをする。
この告発は、この芸術家の恋人の死という犠牲を払いながら成功し、数年後の東ドイツ崩壊へ、少なからず影響を与える。

盗聴器から流れてくるピアノのソナタの音に感動して、国家保安省職員が涙を流す姿が、この映画の全てを象徴していた。

映画の中に、「レーニンがベートーベンの情熱のソナタを聴いてしまうと、革命を最後までやりおおせることが出来なかった」という台詞があった。

ほんとうにそうなら、世界中を美しい音楽で埋め尽くせばいい。

美しい花も、やさしい小鳥のさえずりも、きらめく緑も、紺碧の空も、争いを封じ込める力には成り得ないのか?

愛しいもの、美しいものを守りたい想いはすべての人にあるはずだけれど、ほんとは何を守っているのだろう。
何を守りたいの?

きのうは、終戦記念日。
夜のTVの、護憲、改憲の討論を聞きながら思った。
いつの世のも、こうして議論を重ねながらも、人は過ちを犯す歴史を繰り返している。

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青い花々(106)

カンパニュラサマンサ
水生植物園で見つけました。
数多い、カンパニュラ系でも、夏中咲くらしく、ぜひ一株ほしい品種です。

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2007年8月14日 (火)

醒井の梅花藻(サメガイのバイカモ)

                                 醒ヶ井の町を流れる地蔵川
0708140006_2 故郷にお墓参りに行ったり、娘や二男が帰ってきたり、夫の短い夏休みも何かと忙しかったけど、合間をぬって、きのう、彦根の両親のホームを訪問したついでに、すぐ近くの米原へ足をのばして、醒ヶ井へ行った。

伊吹山の近くにある中仙道の宿場町醒ヶ井は、この季節、湧き水の清流に梅花藻が無数に咲き、美しく、涼しい。
田舎のせいもあって、まだまだあまり俗化されていない。
古きよき時代の雰囲気が残っていて、暑い暑い夏はどこへいったやらと、川の流れの音、水のつめたさ、水に揺れる花の美しさを満喫してきました。

清流(水温は15度です)にしか咲かない梅花藻(径1.5cmの小さな花)
天の川のようです。
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川端に咲くサルスベリの花びらが落下して、流れる様子は極上の設定です。
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古事記、日本書紀で有名な、日本武尊の「居醒の清水(いざめのしみず)
滾々と清水が湧いていました。






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醒井駅前の、宿場料理のお店で、和食惣菜バイキングを1250円で。
種類の多さと(写真はごく一部です)、美味しさに、うわさどおりと満足しました。

     
            
   

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2007年8月 9日 (木)

大津の大花火大会

0708090072 大津に移り住んで20年も経つのに、大津の花火大会は見たことがなかった。
いつも子供や夫に、ものすごい人だとさんざん聞かされ、祇園祭りの身動きつかないトラウマ以来、人ごみには出ないことにしていた。

昨夕は息子達を見送り、子守疲れでホッと一息。
夫の事務所が、浜大津の湖岸近くにあり、ビルの屋上を開放してくれるという。
こんなチャンスはないと、満員電車に乗って、娘と出かけて夫とおち合い、はじめて大津の大花火大会を見た。

1万発の見事な花火が目の前で繰り広げられ、35万人の人でにぎわった。
琵琶湖に写る花火は美しい。
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子供達が小さなころの、山陰の実家に帰る夏休みは、川原の土手に子供達と一緒に寝そべって、花火を見たものだ。
頭上に降り注ぐ花火に歓声をあげたあのころのように、娘と夫と歓声をあげた。

今度は、大きくなった孫たちを連れて、こられたらいいなと夫と話した。
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青い花々(105)

ブッドレア
水生植物園には、こんなきれいな色のブッドレアが咲いていました。
涼しそうで、植えたくなる色です。

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2007年8月 7日 (火)

まだ夢の中?

息子の家族がやってきた。

毎日のように夢をみては、朝の目覚めとともに現実に引き戻され、辛い想いを味わっていたこの半年。
説明のできない理不尽な状況に追い込まれた息子と、私達夫婦は、来るともしれない再会を心の隅に追いやって別れた、つらいつらいこの冬だった。
「○○を信じて、何年でも待っているから」と息子に言ったときの、大人になってはじめて見せた息子の涙。
それだけを信じて、何年でも、凛とまっすぐ待っていようと夫と誓い合った。

2ヶ月前に無事に二人目の男の子が産まれたと、数枚の写真とともに知らせてきたが、会いに行くことも、お祝いもできず、いつか渡せる日が来た日のためにと、出産祝い、こどもの日、お誕生日と通帳に書き込みながら、二人の会えない孫達に預金をすることで、自分をなぐさめてきた。

私の腕の中に、2ヶ月になったSちゃんがいる。               兄 弟           
0708060016_2 夫のひざの上に、じいじい、ばあばあとしゃべれるようになったOちゃんがいる。

何も話さないけど、息子、嫁のやさしさが伝わってくる。
この1年ほどの息子の苦労を想い、切なく、頼もしく見つめた。

「夢のようやな。夢なら、醒めるかもしれへん」
私は、お昼寝中の二人のかわいい孫達を見ながら、夫にそう言った。

「夢でもいいやんか。こうして逢えたんや」

里山を、Oちゃんとみどりと夫と歩いた。
Oちゃんが「みどりー」と呼ぶと、みどりは大急ぎで走りよってくる。
こんな幸せが、こんなに早くもどってきた。

私は、まだ夢の中にいるようだ。

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2007年8月 3日 (金)

ミニばら フェアリーウィング

先日、朝、「なんか、急に逢いたくなって。居る?」と宝塚の友人から電話があった。

彼女と知り合ったのは、結婚してすぐ伊丹に住んで、保育所に勤め始めたとき。
程なく、私が引っ越したので、同じ職場にいたのは、たった8ヶ月だけ。
彼女も東北から結婚して関西に来たばかりで、地方出身のせいか、すぐ親しくなって、お互いの家へ行き来していたが、離れるとお互いの忙しい子育て時代が始まり、年賀状を交わすだけになっていた。
思い出したように、5~6年に一度くらいは逢っていたが、それもだんだんなくなり、年賀状を見ては、ああ引っ越したな~、元気でいるな~、子供達大きくなったな~と思うくらいだった。

お互いの子育てが終わった数年前、どちらからともなく消息を確認し合って、再び時折逢うようになった。
気が合うって、なにがどうなんだろうな? 
30数年前にたった8ヶ月だけ同じ職場に居ただけの人なのに、ずっと付き合っていた人と話しているように、言いたいことも、考えていることもわかる。

子供のこと、親の事、そしてこれからの自分の事。0707200012
「お互い夫の不満だけはないな~」と、泣いたり、笑ったり。
いまさらながら、あの時めぐり合えてよかったねと話した。

もうひとり、私には、素のまま付き合える十数年来の友達がいる。
お花友達でもあるその友に、この春もらったばらの挿し芽が根付いて、花が咲いた。
西武ドームの国際バラとガーデニングショーで買ってきたという、「フェアリーウィング」の名をもつこのばらは、確かに妖精のように可憐で、強い芳香を放ち、もう2週間も咲き続けている。

めぐり合えた出会いに感謝したい年齢になった。

梅雨が終わっても、ぐずぐずしたお天気が続いています。
東花壇は、長雨でペチュニアも息絶えだえですが、なんとかがんばっています。
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挿し芽だけで作ったサルサのプランターは、株が若い分、とても元気です。






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青い花々(104)

ルリタマアザミ
里山のルリタマアザミは、長雨で元気がないので、先日の水生植物園でのショットです。
後ろはフロックス。

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